

取材させていただいた
椛嶋貴子さん
大也くん(1歳0ヶ月)
“こども中心”に生活が一変


AMOMAスタッフ 安:
私たちがお客様からいただくお声のなかで多いのが『授乳ってこんなに大変だったの!?』というご感想なのですが、椛嶋さんは産前/産後と授乳についてどういうイメージを持っていましたか?
椛嶋さん:
私、実は保育園の栄養士をしていたので、これまでもママたちの授乳の話を耳にすることはありました。でも『痛いってどういう痛み?カチカチになるってどんな状態?』って漠然と不安はありましたね。出産経験がある姉からは、『搾乳しないと大変なくらい母乳が出ていた』と聞いていたので、家族だから体質が似ているかと思って(笑)、あまり量の心配はしていなかったですね。
AMOMAスタッフ 安:
保育園で勤務されていたんですね!それはリアルな話を聞けそうですよね。産後、実際はどうでしたか?
椛嶋さん:
今振り返ってみると、授乳についてはわりと順調だったのかなと思います。でも『この子はおっぱいしか飲めないのに、もし足りてなかったらどうしよう』って授乳量が気になることがあって。そんな時にドラックストア※で小さなサイズの“ミルクアップブレンド”を見つけて。もともとハーブティーが好きで飲んでみたら、張る感じもあったし、味もすごく好きだったので、もうお守りみたいな感じで飲んでいました。
(注※ 現在はドラッグストアでの販売を中止しています)
AMOMAスタッフ 安:
見つけていただいて、ありがとうございます。
ところで、事前に伺ったお話では授乳のことより、ご主人との関わりかたや夜泣きに苦労されたとか…。
椛嶋さん:
そうですね。出産後1ヶ月間、実家でゆっくり過ごしたあと自宅に戻ってきて、日中この子と2人の生活が始まってはじめて『全部、やんなきゃいけない!』って急に不安になって。生活のリズムがガラッと変わったことで夫も少し戸惑っているようでした。そこで、私が話すよりも専門家がわかりやすく書いているものを読めば変わるかな?と思って『とりあえずこの育児書読んで!』って渡したんですが、読まれることもなかったようで…(笑)。特に変化はみられませんでした。こどもには「かわいいねえー!」ってあやしてくれる良いパパですが、自分からおっぱいが出るわけではないし、泣いたらどう対応して良いかわからないってこともあったようです。
AMOMAスタッフ 安:
昼夜逆転で向き合うママは疲れているし、日中見ていないご主人にも理解してほしい気持ちやとってほしい行動がありますよね。こどもがいる暮らしも長くなっていくにつれ、その大変さに変化はありましたか?
椛嶋さん:
こどもが成長するにつれ、徐々にコミュニケーションをとれるようになってきて、夫も関わり方がわかってきたようでした。最近は私が歯医者に行っている間に預かってもらうこともあるんですよ。
AMOMAスタッフ 安:
ああ、よかった! 預かってもらうことができると、少し楽になりますよね。
椛嶋さん:
そうなんです。でも、出先で「お母さん、泣いてますよー」ってギブアップの連絡が来たりすることもあって(笑)。連絡するよりあやしてって思ったりしますが…ここはもう!試行錯誤です。でも、来年には保育園に預け職場復帰したいと思っているので、それに向けて夫も最近、少しずつ家事に協力してくれるようになりました。
AMOMAスタッフ 安:
ご主人の気持ちもわかりますが、「あるある!」と感じるエピソードで心底共感できます(笑)。入園され、共働きになると家事の協力体制は必要だし、良い流れになってきていて安心しました。
夜中ずっと抱っこで寝かしつけ。大泣きに奮闘する毎日。


AMOMAスタッフ 安:
今一番のお悩みは、何よりも「夜泣き」とのこと。私もこどもが1歳くらいの時、同じ悩みをもっていました。辛いですよね…
椛嶋さん:
そうなんです。あまりに寝ないのでびっくりしました。新生児期はまだ大丈夫だったのですが、なんと寝付くまでに6時間かかったこともあるんです。
AMOMAスタッフ 安:
え!! 6時間ですか!?それは大変…!
椛嶋さん:
こんなに小さな体にそんなに体力があるのか、と驚きました。泣き出すと、おっぱいを咥えないとなかなか落ち着かないので、この前は1時間近く授乳していました。授乳は苦ではないんですが、もうとにかく寝かせるって大変だなあと思っています。
AMOMAスタッフ 安:
寝かしつけ対策で何か実践していることはありますか?
椛嶋さん:
ひたすら“抱っこ”ですね。でも、ずっと抱っこしているので私の手が腱鞘炎になってしまい、『こんなに抱っこで寝かせて、私もこの子も大丈夫かな?』って心配でした。でも以前、たまたまAMOMAのイベントで、夜泣きに良いというアロマを知って、ハンカチに垂らしたら、寝たんです!初めて見た光景に本当に驚きました。そのアロマを早速買って、以前よりは寝るようになってきましたが、うまくいかない日もあったりで…。大変ですが頑張っています。


その時の様子は こちらの記事で。(ファンミーティングにご参加いただいたとき、アロマ“ベビースリープ”をポケットに入れてトントン…すぐに眠りについた大也くん)
AMOMAスタッフ 安:
ありがとうございます。「寝ない問題」にすこしでもお役に立てていることが嬉しいです!
こどもの成長は 毎日が『嬉しい!』の連続


AMOMAスタッフ 安:
椛嶋さんのご経験から、授乳期を通して思うことやこれからママへなる方へのメッセージはありますか?
椛嶋さん:
私は緊急帝王切開で、産んだ直後から母子別室だったこともあって、産んだ嬉しさよりも、『今までお腹にいたのにもうお腹にはいないんだ…』って寂しいような気持ちがあったんです。そんな中、授乳の時間に一生懸命におっぱいを飲む姿が本当に可愛くて。授乳の時間は繋がりを感じられる特別な時間でした。
ところが最近では、少しずつおっぱいを必要としなくなってきたんです。『そうか、もう要らなくなってきたのね』ってやっぱり寂しい気持ちになりました。
でも、ちょっと変な言い方なんですけどね。私のおっぱいを通して“栄養源として”繋がっている時間(笑)は確かに減ってきているけど、その一方で一緒に遊ぶ時間が増えることで、いろんな表情や成長が見られたり『私って母親としてすごく必要とされてる!』って実感できる時間は多くなっているんです。


そうして授乳ではない繋がりを日に日に強く感じられるようになって、大きくなっていく息子を見ていると、こどもが育っていくことって少し寂しい気持ちもあるけれど、それよりもずっと『嬉しい』って気持ちが大きいなあって気付いたんですよね。
AMOMAスタッフ 安:
そうですね!どんどん大きくなるから、これから先は『嬉しい』がいっぱいですね。あっという間におしゃべりもしてくれるようになりますしね。
椛嶋さん:
そう、最近ごにょごにょ言っていて(笑)。おっぱい卒業は寂しいけど、息子は確かに成長しているんだなって。これからその姿を見ていけることが、今とても楽しみです。
当時を思い起こすためにめくった育児日誌には、びっしりと記入された授乳スケジュール。多い日には15分おき!というスケジュールでも、授乳は大変ではなかった、と笑う椛嶋さん。
きっと授乳の時間は、愛しい我が子が飲む姿を見るかけがえのない特別な時間だったのだと感じました。
1日の授乳スケジュール


私と子どものお気に入り
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ビーズクッション
授乳の時はこのクッションがないとだめというくらい、お気に入りでした。絶妙な形でフィットしてくれるので、授乳しやすかったです。
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手作りおもちゃ
保育園で作っているものを真似て手作りしてみました。ついつい家事を忘れて夢中に。私の息抜きにもなっていました。
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ラズベリーリーフティーとミルクアップブレンド
ラズベリーリーフティーとミルクアップブレンドはおまもり代わりとして飲んでいました。
お話を終えて


寂しさよりも、嬉しい気持ちを大切に
椛嶋さんとお話ししている間、一人でにこにこしながら遊んでいた大也くん。途中気づいたらタンスから全部洋服を出して、引き出しに大也くんが入っていたという可愛いハプニングも!夜泣きやご主人との関わりなどで試行錯誤していたお話しを、お伺いすることができました。共感することが多く、お話ししている間は「わかります!」と、始終うなづいてばかりに。『大変な時期が過ぎるとふと寂しい気持ちになりますが、成長してくれて嬉しいという気持ちがまさるんです』とお話しされていたのが印象的でした。私もそういう気持ちで子どもと接していきたいです。

AMOMA STAFF安 真梨子
AMOMAにはホームページのリニューアルから参加。今後はリニューアル前にはお伝えできなかったAMOMAの隠れた魅力を皆さんに伝えていきます! また家では3歳の子供のママです。ちょっとお口が達者な娘に振り回され、時におままごとの相手をさせられたりとバタバタと過ごしていますが、とても充実した日々を送っています。
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