

取材させていただいた
鈴木智子さん
渉くん(3歳6ヶ月)
スマホとにらめっこの毎日


AMOMAスタッフ 高原:
「鈴木さんは授乳していた期間にトラブルを感じることはありましたか?」
鈴木さん:
「母乳過多と乳腺が詰まりやすいという悩みがあり、トラブルになってマッサージに行って、を繰り返していました。出産して1歳を過ぎるまでがいちばん大変だった記憶があります。
授乳しながら『母乳過多の悩みはどうやったら解決するのか』必死でスマホとにらめっこ…気づいたら陽が落ちていた、ってこともしばしばありました。」


AMOMAスタッフ 高原:
「分かります。ネットの情報って何を信じればいいかわからないし、不安になるけど見ちゃうんですよね。」
鈴木さん:
「『これを食べると乳腺が詰まる』っていう本当か嘘か分からない情報に振り回されて、食事にも過度に気を遣っていましたね。一度詰まってしまうと『私があの時アレを食べたからだ』って自分を責めて。
トラブルの原因は全部自分のせいだと落ち込んでしまって…辛かったですね。」
卒乳を諦めたら、気が楽になった。


AMOMAスタッフ 高原:
「それは辛かったですね。そのようなトラブルを恐れる気持ちをいつ切り替えることができたのですか?」
鈴木さん:
「切り替えるまでには結構時間がかかりました。きっかけはある日ふと「トラブルになった時は、またマッサージに行けばいいや」ってなぜか思えた時があったのです。そこまで至るのに時間がかかりましたが、そこからすうっと気持ちが楽になりました。
ちょうどこの時期、ミルクセーブブレンドを飲み始めることになって授乳のペースが合うようになってきたので、毎日朝、昼、夜と飲んでいました。
ハーブティーを飲むことって「〇〇はだめ!」って禁止されるのではなく「これさえあれば大丈夫」と安心できるので続けやすかったです。」


AMOMAスタッフ 高原:
「気持ちの切替え、わかります。私も母乳が出ないことで悩み自分を責めていた時期もありましたが、すくすく育つ我が子を見て『これで良かったのよね』って気持ちの切替えができてとても楽になった記憶があります。
復職を卒乳のタイミングに選ぶ方も多いなか、あえて授乳を続けたのには何かお考えがあったのでしょうか。」
鈴木さん:
「私も、復職の4月に向け、計画的に卒乳をしようと考え実践していましたがうまくいかず、トラブルを繰り返していました。でもある時、断つのではなく、思い切って『夜一回だけ、授乳する』ことを決めました。
無理に卒乳してトラブルになってストレスを溜めるより、息子が大好きなおっぱいを『もういらない』っていう日まで飲ませてみようって思ったんです。
何よりも私が元気でストレスがないことが一番大事かなって思って。」
仕事と授乳の両立は苦痛だったけど…


AMOMAスタッフ 高原:
「素敵!でも実際に復職されてみて、仕事から帰って授乳してというのは大変そう。いかがでしたか?」
鈴木さん:
「私の仕事の内容は一日を通して結構ハードなので、終わって帰ってきて、疲れているなか授乳をするのは大変なこともありました(笑)
でも、この時間って一番、ほっとでき繋がりを感じられるいい時間だったなあって今でも思い出します。」


AMOMAスタッフ 高原:
「いま、もし出産直後の悩んでいたご自分に、何か伝えられるとしたら何と声をかけられますか?」
鈴木さん:
「思い出してみても、私にとって授乳は苦痛でしかなかったです。痛くてもうおっぱい切り取ってほしいってくらい(笑)。
でもそれがハーブティーやいろんな工夫をすることで自分のペースがつかめ調整できるようになってきました。だからこそ、絶対卒乳しようという選択肢だけではなく、復職してもゆるゆると飲ませる方向でいいかなって道が見えてきました。
今はこの選択をして卒乳を迎えたことは私と息子にとっては正解だったかなと思っています。」
1日の授乳スケジュール


私と子どものお気に入り
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たいこ
バリに旅行に行ったときに購入したたいこ。ポンポンたたくのが得意です。
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授乳期によく食べていたおやつ
授乳中甘いものが食べたい!と思う時に食べていたおやつ。簡単に作れるので今でもよく食べてます。
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ミルクスルーブレンドとミルクセーブブレンド
これさえあれば大丈夫!と思って飲んでいたミルクスルーブレンドとミルクセーブブレンドはお守りのような存在でした。
お話を終えて


復職しながら授乳を続ける事。それは、気持ちを一番に考えた卒乳への道。
家に到着すると、元気な渉くんがお出迎えしてくれました。ちょっと照れていましたが(笑)
インタビューが始まると鈴木さんの第一声が、「私、本当にAMOMAさんに感謝してて、この感謝の気持ちを伝えたいけど伝えられずに、一度レビューを投稿したことがあったんです。でもこうしてお会い出来てお礼が言えてよかったです!」でした。突然の言葉に感激してインタビュー内容がすっかり飛んでいってしまいそうでした。
復職してからも授乳を続ける事、はたから見るとすごく大変に思うけど、鈴木さん親子を見ていると悔いのない気持ちで卒乳を迎えられたんだなぁと温かい気持ちになりました。悩みを持っている時はいろいろ情報を集める事が私もありますがちょっと立ち止まって考えてみると、情報が大事ではなく、自分と子どもの気持ちが大事なんだと改めて思えた時間でした。

AMOMA STAFF高原 みはる
AMOMA入社7年目。2人の息子がいます。私自身、母乳育児が上手くいかず、ミルクに切り替えての授乳でした。あの時ミルクアップブレンドに出会っていたら!と思うと、もう一度授乳を経験したい気持ちになることがあります。
でもどういう形であれ笑顔で授乳期を過ごせたことが私にとっては宝物です。
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