

取材させていただいた
作内さやかさん
楓佳ちゃん(4か月)
母乳量をテストされているような日々


AMOMAスタッフ 東郷:
「我が家にも3姉妹がいてずーっとおしゃべりがとまらないのですが、作内さんのお家の雰囲気は楓佳ちゃんが生まれて変わりましたか?」
作内さん:
「そうですね。下の子ができてまた違う意味で賑やかになりました。上の子はもう1年生で、私になんでも話すわけではなくなってきていたので、下の子を中心に会話が生まれていますね。また上の子はお兄ちゃんとして一生懸命面倒をみようとしてくれています。」


AMOMAスタッフ 東郷:
「お兄ちゃんもまだ抱っこ!とか甘えてきたりしますか?」
作内さん:
「たまにはあります。でもまぁ甘えたいけど我慢させているかなと思うことのほうが多いですね。ですのできるだけ宿題を見てあげたり、お兄ちゃんのための時間をとろうと心掛けてはいます。ただ下の子が泣いたりするとつきっきりとは言えず。申し訳ない気持ちになりますね。」


AMOMAスタッフ 東郷:
「わかります。私もどうしても長女には頼ってしまい、甘えられる状況を作ってあげられていないと感じて、反省することも…。授乳スタイルは兄妹で違いましたか?」
作内さん:
「一人目の時は、本当につらかったです。入院中からおっぱいが張ってきて、かちんこちんになってしまって。これって大丈夫?みんなもこうなっているのかな?って不安から始まりました。母乳推奨の産院だったので、日々スケールで子どもの体重を量って、母乳が足りているのか、足りていないのかテストされているような気持ちになって落ち込んだりしました。」
AMOMAスタッフ 東郷:
「わかります。私も出ていなかったので、子どもの体重に変動がないと、そういうことをしたらいけないのは分かってるのですけど、ちょっと自分で足して書いたりして…。追い込まれますよね。
それに私の場合、近所の方に「昔の人は服がびっしょりになるくらい出るのが普通だった」という話を聞かされ、私はなんで出ないのだろうと落ち込んだこともありました。」
作内さん:
「そうなんですよね。ネットで調べることもありましたが、何が正しいのかわからないのも辛かったですね。そんな不安な時期を過ごしてようやく軌道にのってきたかなという1ヶ月健診時に黄疸がでてお医者様から断乳を薦められて、今度は張っているのに出せなくなってしまって…トラブル続きでした。
その後母乳に戻しても良いと言われたのですが、結局リズムが狂ってしまって軌道にのれず、8か月くらいで卒乳しました。おっぱいを触られると痛いし、噛まれるのも痛いし大変でした。」
小さな楽しみはティータイム


AMOMAスタッフ 東郷:
「それは辛かったですね。楓佳ちゃんの時はどうでしたか? 私の場合は長女の時よりも次女のほうが軌道にのるのが早かったなと思うのですが」
作内さん:
「7年ぶりとのことで不安もありましたが、ちゃんと体が覚えていたのには驚きました。そのため気持ちに余裕が生まれて「今は眠いのね」「おっぱいね」とある程度行動を予想できるのは大きな変化かもしれませんね。
どうしても出産直後ってホルモンの影響もあってか根つめてしまいがちですが、「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせて落ち着くようにしていました。そのためか、楓佳は周りがうるさくてもよく寝てくれるので驚くこともありますよ。」


AMOMAスタッフ 東郷:
「確かにお母さんのリラックスした気持ちがお子さんに伝わることがあるかもしれないですよね。他にストレスをためないために何かしていますか?」
作内さん:
「私の日々の楽しみは3回飲むミルクアップブレンドやミルクスルーブレンドと一緒にお菓子をつまむことです(笑)。あとはベビーカーに乗せて買い物やお散歩に行ったり…。
ストレスと母乳と言えば、以前心配事を悶々と考えていたことがあったのですが、そしたら次の日、本当に出なかったんですよ!人の体ってすごいですよね。
だからストレスを溜めないことは大切だと思います。あと赤ちゃんと遊ぶといいよ、とお医者様には言われたりしました。赤ちゃんの声を聞くと胸が張ってきたりしますよね。」


AMOMAスタッフ 東郷:
「私も赤ちゃんの匂いが本当に好きで、癒されたい時、下の子をぎゅっと抱きしめてくんくんしてます。赤ちゃんの匂いがする香水ができたら絶対買いたいと思ってます」
作内さん:
「わかります! 赤ちゃん特有の匂い…ちょっとクサいのも良い匂いですよね。授乳時期って少し経つと懐かしい、愛しい時間だったなと思い返せるのではないかなと思います。
あの悩んでいた時の私に、この時期はずっと続くわけではないので大丈夫だよ、いつか楽しい時間になるよと言ってあげたいです。でも、真っ最中の時はそう思えないんですけどね(笑)。」


1日の授乳スケジュール


私と子どものお気に入り
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ミルクスルーブレンド
つまらないように予防のためにミルクスルーブレンドを飲んでいます。
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バンボ
ひとりでおすわりできるので、お気に入りです。実はお兄ちゃんの時からのおさがり。ちゃんととっておいて良かったです。
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ベビースリープ
寝る時にベビースリープを愛用しています。2人目はどんなに物音がしていても気づくとほっておくと1人で寝ていることも!たくましいですね。
お話を終えて


経験したからこそ出てくる言葉が 今悩むママの救いになれば
私自身、3人の娘を母乳で育てましたが、やっぱり、3人ともすんなり完母とはいかず、出産したての時はそれぞれで悩みました。でも、1人目より2人目、2人目より3人目という感じで、心の余裕は全然違ったなと思います。そうやってママも子どもと一緒に成長していくんだなぁと作内さんのお話を聞いて改めて感じました。
先輩ママからのメッセージ、「そんなに悩まなくてもいいんだよ」という言葉は、今、授乳に悩んでいるすべてのママに伝えたいですね。

AMOMA STAFF東郷 麻妃子
10歳・7歳・3歳(取材当時)の3姉妹の母。
母乳不足や乳腺炎で悩んだ経験を持ち、AMOMAを通して、授乳期ママが笑顔で授乳期を過ごすことができる様にするには?と日々奮闘中。
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