取材させていただいた
市川浩枝さん
偉達輝くん(1歳)
おっぱいが出てる、って何?
AMOMAスタッフ 寺師:
「お二人のお子さんを出産された市川さんですが、まずお兄ちゃんを出産された時のことをお伺いしたいのですが、その時の授乳はいかがでしたか?」
市川さん:
「いやあ、わからないことだらけでしたね(笑)。出産するまで母乳について深く考えたことがなくて、生んだら誰でも簡単に授乳できると思ってました。でも、長男は授乳しようとすると反り返って泣くし、吸われるとすごく痛くて…。
夫の母や友人に「おっぱい出てる?」と聞かれても、「出てるって何!?」と全然わからない。助産師さんにも聞きづらい雰囲気で、母とは世代の差があるし、夫や友達に話すのは恥ずかしいと思っていたから、誰にも言えず、ひとりでパニックでした。」
AMOMAスタッフ 寺師:
「分かります。私も産後すぐは授乳がうまくできず親子でぐったりしていました。どうやって乗り越えましたか?」
市川さん:
「産院で3時間おきに授乳するように言われたので、授乳して、ミルクを作って飲ませて、搾乳して……であっという間に次の授乳タイムに。ミルクを足すのは恥ずかしいという気持ちもあったので、どうしたら母乳が出るかとネットで検索しまくりました。
そんな中、AMOMAのミルクアップブレンドを見つけて、藁にもすがる思いで購入してみたんです。その時一緒に送られてきた「母乳育児読本」という冊子にすごく感動しましたね。知りたいことがわかりやすく載ってて、「これホントに無料でつけてるの!?」ってビックリ。
私にとってはあの時期のバイブルでしたね。ずっと枕元に置いて読んで、参考にしてました。」
AMOMAスタッフ 寺師:
「わーありがとうございます!!私が作成を担当していて子育て経験者が本当に知りたいことをまとめたいと奮闘して作ったので、そう言っていただけると本当に励みになります。
母乳不足というお悩みは解消できましたか?
当時の育児日記を見せてもらいましたが、本当に細かく書かれていてすごいなと思いました。」
市川さん:
「はい、生後3ヶ月の小児科健診では「飲みすぎ」と言われるほどになって、完全母乳になりました。ただ今度は出すぎてつまるようになって。
母乳外来を探しましたが、どこがいいのかわからないし、変に怒られたり食事のことを言われたりしたらさらに落ち込みそうで。
だから、どうにか自力で解決してました。その時もあの冊子とミルクアップブレンドに助けられましたね。」
ミルクをあげると、母乳が出なくなる?
AMOMAスタッフ 寺師:
「わかります。困った時は誰かを頼りたいけど、その反面、ダメだしされたら嫌だなってためらいますよね。授乳がうまくいくようになったタイミングって何かありますか?」
市川さん:
「そうですね。先ほども話しましたけど、私は母乳で育てたいからミルクをあげたくないという思い込みが強かったんです。でも健診でミルクを足すように言われました。
それまでは、「ミルクをあげたら、母乳が出なくなる」と書かれている記事もあって、心配していたんですよね。でも、今振り返ってみると、おっぱいが出てないしミルクもあげてないから、息子はなかなか寝なくて。
私も泣く息子をあやすのに余計に疲れていたんだと思います。ミルクをあげるようになったら、母子ともに落ち着きました。」
AMOMAスタッフ 寺師:
「確かにミルクをあげることに抵抗があるという声はよく聞きます。落ち着いて良かったですね。
偉達輝くんのときはお兄ちゃんのときと違いはありましたか?」
市川さん:
「それが、この子は生まれた瞬間から吸い付いてきて、痛みもなく、3日目から完全母乳。ビックリするほどスムーズだったんですよ。
子どもって、生まれてきた時から個性があるんですね。」
一人で抱えこまず、まず相談。
AMOMAスタッフ 寺師:
「良かったですね。1人目の時に大変だったから…というのもあるかもしれませんよね。もし今の市川さんが初産婦の時の自分にアドバイスするとなるとどういうお話をされますか。」
市川さん:
「うーん、そうですね。私は母乳不足を誰にも打ち明けたくなくて、実はひとりで悶々としている時期が長かったように思います。
だけど、落ち着いた後に先輩ママや同年代のママと話していたら、『私も出なくて諦めて、途中からミルク足したよ』『私もミルクあげてた』などと聞いて、『え、そうだったんだ!みんな言わないけど、悩んでたんだ』と気がついて驚いたんですよ。
産後って大変で、まわりが見えなくなっちゃうし、どこまで人に相談していいかわからないと思うんです。でも、ひとりで悩まずいろんなママに思い切って話してみると、気持ちが軽くなり、自分に合った解決方法が見つかるかもしれません。」
1日の授乳スケジュール
私と子どものお気に入り
-
授乳クッション
もうくたくたになってしまいましたが、2人の子どもの授乳を支えたクッションです。
-
母乳育児読本と育児日記
ネットで調べると多くの情報がでて取捨選択できないので、私はもう母乳育児読本だけを信じようと思って何度も読みました。また育児日記はその頃の子どもの様子がわかるようにつけていました。
-
ミルクアップブレンドと水筒
水筒にいれて1日中飲んでいました。当時飲んでいた水分はすべてミルクアップブレンドでした。
お話を終えて
妊娠中から母乳育児のことを少しでも知っておくことが大切
市川さんとのお話で印象に残ったのが、「こんなに授乳が大変だなんて聞いてない!もっと早く知りたかった!」ということです。初めての母乳育児で悩んでいるときに出会ったのが『母乳育児読本』。
これを読んで、初めて知った内容も多かったということでした。『母乳育児読本』の制作担当でしたので、「そんなに読み込んでいただけているなんて!」と嬉しく思うと同時に、出産後だけではなく妊娠中から授乳の情報をもっと広めていかなければ!と感じました。
AMOMA STAFF寺師 悠
入社4年目、2歳の娘がいます。入社時は結婚したばかりで、母乳育児のことは周りのママに聞きまくっていました。AMOMA全商品を試し、妊娠・出産。復帰後もミルクスルーブレンドを飲みながら授乳を続けてます。
-
STORY #産前産後のトラブル
産前産後のトラブルを支えた、私のハーブティー習慣相沢まきさん(こまきちゃん(愛称)) -
STORY #母乳不足と乳腺炎
正解がわからないから辛かった 母乳不足、乳腺炎、断乳を経験して浅沼美貴さん(伊純くん) -
STORY #断乳
度重なる授乳トラブル。 夫との“子育て会議”でのりきりました石坂 夏未さん(色春ちゃん)