【助産師監修】妊娠8週目(妊娠3ヶ月)~ママの体と赤ちゃんの変化~
2018.09.28
Mei Kamo
Mama writer
2013年2月生まれの男の子のママです。おしゃべりな息子と同じくおしゃべりなパパと3人でにぎやかに暮らしています。大好きなアーティストさんの音楽や大好きなDisneyを聞きながら、毎日楽しく育児に奮闘中です☆
浅井貴子
助産師
新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。
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妊娠8週目になるとついに妊娠3ヶ月に入ります。もうほとんどの人が病院で受診し、超音波で赤ちゃんを確認できる頃ですね。妊娠8週目の赤ちゃんはどのような成長をみせてくれるのでしょうか。
またママの体はどう変化するのでしょうか。今回は妊娠8週目の赤ちゃんの様子とママの体についてご紹介します。
妊娠8週目、赤ちゃんの様子は?
胎芽から胎児へ
妊娠8週目になると赤ちゃんは胎芽から胎児と呼ばれるようになります。(妊娠10週からという説もあります。)ほとんどの赤ちゃんが心拍の確認ができ、母子手帳をもらうママが多い時期ですね。
大きさは13~18ミリほどまで成長しているでしょう。まだ胎盤は完成していませんが、へその緒を通してママから少しずつ栄養をもらうようになっていきます。
様々なパーツが形成され、動くように
妊娠8週目に入ると骨の形成が始まります。
心臓や脳などほとんどの内臓は出来上がっていますが、腸は長いのでまだお腹におさまっていません。発達が進むにつれてお腹の中へと自然におさまっていきます。
また手足も変化し、指の原型が出来上がってくる頃です。腕も伸び、肘が曲がるようになります。顔のパーツも形成されていきます。耳や鼻が形成され、頭の横には目ができ始めるでしょう。
脳や神経系が発達する頃なので、赤ちゃんが自発的に手足など体を動かすようになります。
いわゆる胎動といわれるものですが、赤ちゃんがまだ小さいため、ママが感じるようになるのはまだまだ先の話です。
妊娠8週目のママの体
つわりがピークを迎える頃です
個人差のあるつわりですが、妊娠8~10週ごろがピークといわれています。辛い人は本当に辛いと思いますが、安定期までもう少し、なんとか乗り切っていきたいですね。
吐きつわりの人は食べられる時に少しずつでも食べ、食べられなくても水分はとるようにしましょう。
水分もとれず、何度も吐いてしまう場合は脱水症状になってしまうことがあります。
点滴で脱水を予防することもできますので、重いつわりの場合は自分でなんとかしようとせず、病院を受診することも検討してみましょう。
またストレスが原因でつわりが起こることもあります。仕事をしているなどどうしようもない場合もありますが、リラックスできる時間を増やせると良いですね。
アロマなどを焚いて、カフェインの入っていないたんぽぽコーヒーやグリーンルイボスティーなどを飲みながらのんびり過ごすのも良いでしょう。
頻尿に悩まされる人も
妊娠8週目になると子宮がこぶしほどの大きさになってきて、膀胱を圧迫するようになります。そのため妊娠初期から頻尿に悩まされる人も多いでしょう。
我慢してしまうと膀胱炎にもつながるので、なるべく出すように気を付けたいですね。
また便秘や下痢に悩む人も多くなります。子宮が周りの内臓を圧迫することや、ホルモンバランスの変化が原因といわれています。
便秘の人は食物繊維の多い食べ物をとるよう心がけ、バランスの良い食事をすると良いですね。便秘に良いハーブティーもおすすめです。
安定期までもう少し
まだまだ初期の流産に注意
妊娠8週目に入り、心拍が確認できて一安心している人も多いかと思いますが、安定期まではまだ少しありますね。まだまだ初期の流産に注意が必要です。
とはいえ、安定期に入るまでじっとしているのではなく、できる範囲で適度な運動をすることも大切です。軽く散歩をすると、気分転換になるので良いですよ。
ただし、冷えは妊婦の大敵なので、必ず暖かい服装で出かけましょう。特にお腹周りは冷やさないよう、家にいる時も気を付けるようにしたいですね。
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看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
母乳育児、新生児~幼児にかけての育児相談全般、アロマやハーブを使用した産前、産後ケア 代替療法全般
管理栄養士・幼児食アドバイザー
メンタルヘルス食カウンセリング、子供の心を育てる食育講座、企業向け健康経営セミナーなど
日本神経言語心理家族療法協会公認家族心理カウンセラー、NLPファミリーセラピー・マスタープラクティショナー、子どものこころのコーチング協会インストラクタ
心理カウンセラー
日本産婦人科学会会員その認定医、産婦人科専門医、日本ソフフロロジ学会会員、東京オペグループ会員、日本アロマテラピー学会会員
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