NHKスペシャル第2弾放送!「オキシトシンよ、永遠に…」
2017.12.06
Fumiko Shibuya
Mama writer
2015年5月生まれの男の子を育児中の三十路ママです。天然でのんびり屋の父ちゃんと、プクプク泣き虫マンの3人家族。食事もお買い物もゆっくりできないけれど、赤ちゃんに振り回される毎日も悪くないと思っています♪
タグをみる
前回たくさんの反響があった、NHKスペシャル「ママ達が非常事態!?~最新科学で迫る ニッポンの子育て~」の第二弾が放送されました。
とっても考えさせられる深い内容で、1時間では足りないなぁ~と思っていたので、第二弾の放送が嬉しかったです。
今回は、イクメンパパのイライラポイントについても触れていて、さらに共感の嵐でした。
■そこに、夫の姿を見た。
長女の面倒をよくみてくれるイクメンパパの休日。みんなでダイニングテーブルを囲み「いただきます」と食事を始めると、下で遊んでいる次男が泣きだす。
しかしパパは気にもせず食事を続け、ママが子どもの面倒をみるために立ったり座ったりウロウロしている間に、食事終了。
どんなに優しくて子どもの面倒をよくみてくれても、周りに羨ましがられても、こうしたパパの行動がママをイライラさせている!この映像を見たとき、笑ってしまった。
私の性格なら、テレビの中のママと一緒にイライラしたり呆れていてもおかしくはないのに。あまりに夫と重なりすぎて、笑うしかなかった。
と同時に、ほっとした。うちの夫が特別のろまな訳ではなかったんだ!それなら、イライラするだけ無駄なのか?
■ママの脳内の特別な回路
赤ちゃんが泣きだすと、ママの脳内ではこんな働きが起きるという。まず脳の前の部分で「いとおしさや不安」を感じる。次に脳の後ろの部分で、どうしたら良いか「分析」をする。
そして脳の上の運動をつかさどる部分が働き「体を動かす」。この脳内の素晴らしい回路により、ママは赤ちゃんが泣けばすぐに駆け寄り抱っこしてあやすことができるのだ。
ところがパパにはこうした脳の働きはない。目の前のやるべきこと(今回の場合は食事)に集中してしまうと、赤ちゃんの泣き声すら届かない。そんなパパの姿に、ママはイライラ。
そもそも動物のメスとオスの役割分担は、メスは子を産み育てる、オスは家族を敵から守る・食べ物をたくさんとってくる、という単純な図式。オスの脳は育児に適したものには進化しなかった。
うん、わかる!!わかるけども!!
男脳と女脳の話、10年前のベストセラー本で読んだからぁぁ!(泣)
■叶わない願い
おねがいします。家事で手が離せない時くらい、泣いたら抱っこしてください。
おねがいします。早食いしている私の横で毎日ゆっくり食べてないで、たまには早食いして息子の面倒みてください。
おねがいします。「休みの日くらい寝ていたい」、私は産後からずっと寝ていません。1度くらい朝寝坊させてください。
おねがいが尽きない。それはもう、片思いのように、溢れだす思い。脳内の回路が違うんだから仕方ない。それぞれの役割があるんだから仕方ない。
脳の働きを科学的に解明されてしまうと、「仕方ない」で済ますしかない現実がある。
しかし解明されたからこそ「僕らは子どもの泣き声に反応しにくいから、より一層子どもの様子に注意して過ごしてみよう!」と思ってくれてもいいんじゃないかい?
■山をも動かすオキシトシン
子どもに触れ、目を合わせ、育児に積極的に関わると男性の脳にもオキシトシンが放出されるという。オキシトシンは我が子への愛着を強め、家族の絆を深めていく。
はっ!!もしかして!!
実は先日、夫が突然「今日から禁煙する」と言い出した。「子どもが出来たらやめるよ(当たり前っしょ)」と涼しい顔して言ってたくせに・・・
妊娠が発覚しても、私がつわりで苦しんでも、新生児と暮らし始めても、禁煙の「き」の字も口にしなかった、あの夫が。セブンスターの一番濃いやつをスパスパ吸ってた、あの夫が。
「今日から禁煙する」って・・・耳を疑った。これが・・・オキシトシンの働きなのか!?なぜ禁煙を決意できたのかを改めて聞いてみると・・・
「この顔見ちゃうとね・・・」と、夫に懐いて笑顔いっぱいの息子を愛おしそうに眺めて、ポツリと言った。
オキシトシン、あなたは神か。
妻への愛より、子への愛。少しばかり腑に落ちないが、タバコ大嫌いの私にとっては小躍りするほど嬉しい出来事。タバコ買わずに浮いたお小遣いで、息子におもちゃを買ってあげたいそうな。
現在禁煙7日目、本当に辞められるのか分からないが、とにかく応援するしかない。
オキシトシンよ、どうかこのまま…
夫を離さないで。(こんなタイトルのドラマ観たな)
-----
番組ではこの他に、「人見知りはなぜ起きるのか」「イヤイヤ期の子どもへの接し方」について特集されていて、どれも勉強になる内容でした。
また再放送すると思いますので、見逃した方は是非チェックしてみてください!!
関連記事:「ママ達が非常事態!?」NHKスペシャルを観て目からポロリと落ちたもの
関連記事
■体の悩み
-
【医師監修】乳腺炎で発熱!病院に行くべき?症状・原因・対処法も詳しく解説2024.10.08
-
【助産師監修】白斑があっても、授乳して大丈夫? 取り方などを紹介2024.10.08
-
【助産師監修】生後1・2・3ヶ月ごとの授乳間隔・授乳回数の目安は?2024.09.17
カテゴリーランキング
AMOMAコラムについて
妊娠、出産前後はママにとっては初めてのことばかり。「これってあってるのかな?」 「大丈夫かな?」と不安や疑問に思った時につい手に取りたくなるような情報をお届けしたいと考えています。そのため多くの情報は助産師をはじめ専門家の方々に監修。テーマから読めるようになっていますので、ぜひ気になるものから読んでみてください。あなたの不安や疑問が解決できるお手伝いになれば嬉しいです。
AMOMAのパートナー
看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
母乳育児、新生児~幼児にかけての育児相談全般、アロマやハーブを使用した産前、産後ケア 代替療法全般
管理栄養士・幼児食アドバイザー
メンタルヘルス食カウンセリング、子供の心を育てる食育講座、企業向け健康経営セミナーなど
日本神経言語心理家族療法協会公認家族心理カウンセラー、NLPファミリーセラピー・マスタープラクティショナー、子どものこころのコーチング協会インストラクタ
心理カウンセラー
日本産婦人科学会会員その認定医、産婦人科専門医、日本ソフフロロジ学会会員、東京オペグループ会員、日本アロマテラピー学会会員
産婦人科医
その他のお問い合わせはこちらから
メールで問い合わせ