【助産師監修】子どものイライラに。キッズマッサージの効果や方法
2017.10.10
Yoneco Oda
Mama writer
2010年生まれと2016年生まれの姉妹を育児中のママです。おっとりマイペースな姉と、好奇心旺盛でパワフルな妹。姉妹でも性格の違う二人の様子に、子育ての新鮮さや面白さを感じている今日この頃です。
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子どもがイライラしていると感じる時、どのように対処されていますか?
イライラの原因が精神的なものからきている場合は、キッズマッサージがおすすめですよ。
マッサージでママと子どもの肌と肌がふれあうことで、心身ともにリラックスする効果があり、親子の絆を深めることもできますよ。
今回は、キッズマッサージの効果や方法を紹介します。
子どもがイライラする原因
子どもがイライラするのには様々な原因があると考えられます。
肉体的なものが原因
子どもは大人よりも運動量が多く、活発に動きますね。そのために、食事と食事の間隔が空きすぎると血糖値が下がりやすくなってしまいます。
低血糖になると、思考が鈍くなったり、呼吸や動悸が早くなったり、攻撃的にもなりやすくなるといわれています。
子どもが、少し小腹がすいてきたかなと思ったら、お腹にたまるおやつを与えてあげると不機嫌が解消されるかもしれませんね。
体調不良が原因
疲労や体調が良くない時もイライラすることが多いです。特に、低年齢の子どもの場合は、急な発熱や体調不良を言葉で上手に表現できません。
のどが渇くと疲労感を感じやすくなるので、こまめな水分補給や疲れてはいないかをチェックしてあげましょう。子どもの様子を観察して、休憩やお昼寝をするなど対応してあげてくださいね。
精神的なものが原因
子どもに自我が芽生えてくると、「こんな風にやりたいけれど、上手にできない。」という理想と現実のギャップを感じ始めます。
また、保育園や幼稚園への入園や小学校への入学、下の子の誕生などの生活環境の変化でもストレスになっています。
ぱっと見た感じ元気よく遊んでいるようでも「思い通りにならない。」、「もっとパパやママにかまってほしい。」というストレスを感じてイライラして怒りっぽくなることもあります。
その思いをパパやママに言葉で上手に伝えることができないために、もどかしさから、さらにイライラが募るのでしょう。
キッズマッサージの効果
親子のスキンシップ
子どものイライラは、親子のスキンシップで解消できるかもしれません。イライラしている子どもに、キッズマッサージがいいといわれていることをご存知でしょうか?
赤ちゃんの頃は多かった、親子の肌と肌のふれあいも、年齢が大きくなると段々と減ってきますね。
子どもは大好きなママから触れられることで安心し、癒され、母親に愛されていると感じることができます。
愛情ホルモンが分泌
子供が愛されていると感じると、「愛情ホルモン」と呼ばれるオキトシンが脳から分泌され、ストレスを感じてイライラしている子どもの気分をリラックスさせてくれるのです。
愛情ホルモンが分泌されるとリラックスした状態になり、無意識のうちにストレス軽減になるといわれています。
オキシトシンは、相手への愛情や信頼感を生み出し、情緒を安定させる大切なホルモンなのです。
愛情ホルモンはマッサージをするママからも分泌されるので、家事や育児、仕事で疲れているママもリラックスできて気持ちが落ち着きますよ。
イライラしやすい時期におすすめ
マッサージは、子どもの情緒が不安定になってイライラしやすい下記の時期に、特におすすめです。
・新しい集団生活(保育園・幼稚園・小学校など)に入る時
・下の子を妊娠・出産した時
・転居など新しい環境へ変わる時
・夜なかなか寝付けない時
・身長が伸びる時の成長痛(膝、肘、背骨など)
毎日のお風呂上がりのマッサージや膝の上に抱っこしてのマッサージがおすすめです。
お子さんを抱きしめながら、背中などを低刺激のオイルでマッサージしてあげると、血行が促進されて乾燥しがちな子どもの肌の保湿にもなりますよ。
キッズマッサージの方法
今日あったことや明日したいことなどを聞いてあげながら、心身ともにリラックスした状態で下記の手順でマッサージをしてあげてくださいね。
■背中や肩、首のマッサージ
1.背中の上から下にかけてゆっくりマッサージ。
2.くるくると背中に円を描きながら下に向かってリンパを流すように。
3.肩から腕にかけて優しく包み込むように。
4.子どもでもなりやすい首こり。上下にさすって優しくマッサージ。
■胸とお腹のマッサージ
1.ストレスで呼吸が浅いときや、新しい環境で緊張している時に胸のまわりのリンパを流すように。
2.「の」の字マッサージ。手のひらで圧をかけないようにゆっくりとマッサージ。便秘やガスがたまっているときにオススメです。
3.胸から骨盤まで腸骨リンパにそって優しくさすりましょう。
■腕と足のマッサージ
1.たっぷりとオイルをつけて包み込むように指先から肩にかけてゆっくりマッサージ。
2.くるくると優しく円を描くように。
3.足の甲からすね、ふとももにかけて少し強めにリンパにそってマッサージ。運動をする前のマッサージにもオススメ。
4.踵からつま先にかけて。足の後ろから前にむかって。ひざ裏からおしりにかけて少し強めにマッサージ。
以上がキッズマッサージの効果や方法の紹介でした。
毎日あわただしく過ごしていると、子どもの些細な変化に気付いてあげられないこともあると思います。マッサージを通してお子さんと向き合って、たくさんの愛情を伝えてあげましょう。
ママとふれあうだけでも子どもは安心できるので、1日5〜10分でも時間を作って親子のふれあいタイムを楽しんでみてくださいね。
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母乳育児、新生児~幼児にかけての育児相談全般、アロマやハーブを使用した産前、産後ケア 代替療法全般
管理栄養士・幼児食アドバイザー
メンタルヘルス食カウンセリング、子供の心を育てる食育講座、企業向け健康経営セミナーなど
日本神経言語心理家族療法協会公認家族心理カウンセラー、NLPファミリーセラピー・マスタープラクティショナー、子どものこころのコーチング協会インストラクタ
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