赤ちゃんの心と体

【助産師監修】離乳食を食べない…上手な食べさせ方は?母乳だけで栄養は大丈夫?

2018.11.27

Keiko Sakai

Mama writer

2016年7月生まれの男の子のママです。息子の笑顔がパワーの源!!色んな日があるけれど『毎日笑顔で』をモットーに、大好きなヨガを楽しみながら日々の育児も楽しんでいます。息子の成長を見守りながら、私自身も日々成長していきたいと思います♪

浅井貴子

助産師

新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。

母乳やミルクで育ってきた赤ちゃんも、生後5、6ヶ月頃からいよいよ離乳食が始まります。

赤ちゃんにとって大きな成長の証である離乳食ですが、なかなかうまく離乳食が進まない赤ちゃんも多いのではないでしょうか?

初めから食べてくれない赤ちゃん・・・。よく食べていたのに途中から急に食べなくなった赤ちゃん・・・。なぜ離乳食を食べてくれないのか?どうすれば食べてくれるのか?

また、離乳食を食べない間は母乳だけでちゃんと栄養は足りているのか?今回は、そんな離乳食に関するお悩みについてご紹介します。

離乳食を食べてくれない。食べない原因は?

赤ちゃんが離乳食を食べないのにはさまざまな理由があります。食べないという事にあれこれ考え悩む前に、まずはその理由を探ってみることが大切です。

食べ物に興味がない

生後5、6ヶ月頃から始めるとされる離乳食。まだ食べ物に興味を持てていない可能性も。

焦らずに、まずは赤ちゃんが食べ物に興味を持ち出すまで様子をみて、スタート時期を考えてあげる事も大切かもしれません。

ママやパパが食べている様子をみせてあげると食事に興味が沸いてきます。「美味しいね~」と言いながら食卓を囲んでみてください。

月齢に合っていない

食材の固さや大きさは、大人が思う以上に赤ちゃんはとても敏感です。

「初めから食材が固い」「いつまでたってもドロドロしている」。こういった場合、離乳食を嫌がる赤ちゃんが多いようです。

赤ちゃんによって好みも違います。月齢に合った、好みに合った固さや大きさを試行錯誤してみましょう。

味に飽きたor献立に飽きた

赤ちゃんは大人のように生活リズムがうまく整っていません。前回食べた量、動いて遊んだ具合によってもお腹の空きが変わってしまい、食べる量にもムラが出やすいものです。

できるだけ離乳食は、毎日同じ時間に食べさせて少しずつ食事のリズムを作ってあげましょう。

離乳食を食べない時、母乳だけで栄養は大丈夫?

離乳食の目的は、母乳という液体以外のものを「口に入れる」「噛む」「飲み込む」練習と、成長と共に母乳だけでは補いきれない栄養素を摂取するということです。

離乳食初期~中期の赤ちゃんは母乳やミルクで基本的な栄養面はカバーされてます。

ですが、後期になってもあまり離乳食を食べてくれず母乳やミルクばかりになってしまうと、顎の発達にも影響が出てきます。

母乳が出過ぎると、つい母乳中心になってしまいますが、離乳食が進まなくて悩んでいる方は自治体や病院にも栄養士さんがいますので、相談してみるとよいでしょう。

どうすれば食べてくれる?離乳食の上手な食べさせ方は?

離乳食を食べてくれない赤ちゃん・・・。

では、どうすれば食べてくれるのか?上手な食べさせ方はあるのか?調べてみると、実際ママ達が実践してみたという方法がありました。

◆食べる事に興味を持てるよう、楽しく食事している姿を見せる
◆月齢ではなく、赤ちゃんの発達に合わせてあげる
◆新しい食材をプラスする
◆一品は好きな食材、メニューを入れてあげる
◆食事の前に母乳やミルクをあげないようにする

いくつかの方法をあげてみましたが、まずは「食事をするのは楽しい事」と赤ちゃんに教えてあげる事が一番大切です。

ママが焦ると、その感情を赤ちゃんが読み取り、ますます食べなくなってしまうこともあります。

赤ちゃんとの食事の時間を楽しめるよう、心に余裕を持つことが大きな一歩になるかもしれません。

離乳食を食べなくても焦らないことが大切

赤ちゃんによって離乳食を食べない理由はさまざまで、急に食べなくなったと落ち込んでいると、次の日にはまた食べだしたなんて事もよくあることです。

母乳を飲んでいるのであれば栄養は取れています。焦らず心に余裕をもって、ママも赤ちゃんも楽しめる空間・時間を作ることが大切です。

もしも離乳食が軌道に乗らずつまずいてしまった時は、少し日をあけて再度スタートするのも一つの方法です。

ちなみに私も息子の時は、6ヶ月から離乳食を始めてみたものの全然食べてくれず・・・1ヶ月間を母乳だけに戻して、7ヶ月の時に再度スタートしてみました。

1歳を過ぎた今では、その頃が想像できないくらいよく食べてくれます。




ママにとって一度は悩まされる事が多い離乳食。食べない時期があって当たり前だと考え、心に余裕を持って楽しみながら離乳食にチャレンジしてみましょう。

関連する記事
【助産師監修】食物アレルギーと離乳食。予防できる?どう対策する?
【助産師監修】赤ちゃんの離乳食-初期・中期・後期の量と進め方-

あなたの授乳の悩み、話してみませんか

先輩ママのほっとLINE

スタッフは全員ママ
気軽にLINEしてくださいね

先輩ママのほっとLINE先輩ママのほっとLINE

※LINE相談の対応時間は平日10:00~16:00

INSTAGRAM 授乳や子育てに関する情報満載! amoma_naturalcare

フォローする
This error message is only visible to WordPress admins
Error: Access Token is not valid or has expired. Feed will not update.

カテゴリーランキング

AMOMAコラムについて

妊娠、出産前後はママにとっては初めてのことばかり。「これってあってるのかな?」 「大丈夫かな?」と不安や疑問に思った時につい手に取りたくなるような情報をお届けしたいと考えています。そのため多くの情報は助産師をはじめ専門家の方々に監修。テーマから読めるようになっていますので、ぜひ気になるものから読んでみてください。あなたの不安や疑問が解決できるお手伝いになれば嬉しいです。

AMOMAのパートナー

助産師/商品開発パートナー
浅井貴子
■資格・免許
看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
■専門分野
母乳育児、新生児~幼児にかけての育児相談全般、アロマやハーブを使用した産前、産後ケア 代替療法全般
管理栄養士
にしだかなこ
■資格・免許
管理栄養士・幼児食アドバイザー
■専門分野
メンタルヘルス食カウンセリング、子供の心を育てる食育講座、企業向け健康経営セミナーなど
心理カウンセラー
佐々木明子
■資格・免許
日本神経言語心理家族療法協会公認家族心理カウンセラー、NLPファミリーセラピー・マスタープラクティショナー、子どものこころのコーチング協会インストラクタ
■専門分野
心理カウンセラー
産婦人科医
牛丸敬祥
■資格・免許
日本産婦人科学会会員その認定医、産婦人科専門医、日本ソフフロロジ学会会員、東京オペグループ会員、日本アロマテラピー学会会員
■専門分野
産婦人科医

リクエスト募集

AMOMAではエキスパートに聞きたい授乳期の不安やお悩みを募集しています。頂いたリクエストについてラジオ、コラム、動画でお届けします!

リクエストする

その他のお問い合わせはこちらから

MAILメールで問い合わせ
TOP
閉じるボタン
バナー画像