【助産師監修】赤ちゃんの人見知り・パパ見知りはいつから?原因と対処法
2017.07.10
Mei Kamo
Mama writer
2013年2月生まれの男の子のママです。おしゃべりな息子と同じくおしゃべりなパパと3人でにぎやかに暮らしています。大好きなアーティストさんの音楽や大好きなDisneyを聞きながら、毎日楽しく育児に奮闘中です☆
浅井貴子
助産師
新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。
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知らない人に少し声をかけられただけでギャン泣き。身近にいる、今まで笑顔を見せていた人にもギャン泣き。ママじゃなきゃ嫌!と言わんばかりに泣き叫ぶ・・・中にはお父さんにも人見知りをする”パパ見知り”の赤ちゃんも。
赤ちゃんの人見知りで悩んでいるママは少なくありません。
なぜ赤ちゃんは人見知りをするのでしょうか。その時期はいつからいつまで続くのでしょうか。今回は赤ちゃんの人見知りについてご紹介します。
赤ちゃんの人見知り、いつから
いつまで?
始まりは6ヶ月頃
赤ちゃんの人見知りは6ヶ月~1歳ごろに始まるといわれていますが、もちろん個人差があります。3~4ヶ月頃に始まる子もいれば、1歳を過ぎてから始まる子もいます。
この頃になると視力や脳が発達し、さまざまなことを判別できるようになるため、普段見ているお母さんの顔と、他の人の顔を見分けることができるようになるといわれています。
いつも一緒にいるママを赤ちゃんが特別な存在だと思うようになる時期です。
2歳頃には終わる子が多い
始まった時期にもよりますが、2歳頃には人見知りが終わる子が多いようです。終わる時期ももちろん個人差があるので、1歳頃に終わる子もいれば、小学生になっても人見知りが続く子もいます。
赤ちゃんが人見知りする原因は?
ママと他人の区別がつくようになった
赤ちゃんが人見知りをするのは、ママを他の人と見分けることができるようになり、他の人を違う人と認識出来るからだといわれています。赤ちゃんの視力は生まれたばかりの頃はまだ弱く、成長するにつれて向上し、脳も発達することで、さまざまな判別をすることができるようになります。
見慣れない顔をみると、「この人は誰?」と人見知りにつながるようです。しかしこれは以前考えられていた原因で、最近の研究では
新しいことがわかってきています。
他の人に興味をもち始めるため
最近の研究では赤ちゃんの心の成長が人見知りにつながっていると考えられるようになりました。他の人に興味をもち、他の人に対して「近づきたいけれど怖い」という2つの気持ちが葛藤することで人見知りにつながるようです。
つまり知らない人に対する恐怖心だけではなく、近づいて仲良くなりたいという好奇心を持つようになったということです。精神的に成長しているのだと、前向きにとらえることも大切ですね。
人見知りをする赤ちゃんにママが
してあげたいこと
ママが仲良く会話する様子をみせる
赤ちゃんの人見知り、気になってしまうママがほとんどだと思いますが、あまり気にしないことが大切です。人と会った時に赤ちゃんが人見知りをした場合、「早くどうにかしなくては」と焦る気持ちが赤ちゃんに伝わり、余計に人見知りが激しくなる
こともあります。
ママが落ち着いて楽しそうに会話している相手には、赤ちゃんもプラスのイメージが沸き、この人は安全な人なんだという気持ちが赤ちゃんにもわかり、好意を抱きやすくなります。
相手にも事情を説明する
赤ちゃんが人見知りの時期であることを相手に伝えておくことで、相手の方も赤ちゃんとほどよく距離を置いてくれます。
また、伝えておけば、ママも気にしすぎる必要がなくなりますよね。突然ばったり会った場合もうまくフォローをいれて、相手の方に理解してもらうようにすると良いですよ。
少しずつ慣れさせる
赤ちゃんが人見知りをしている間は、赤ちゃんを無理に近づけさせず、赤ちゃんのペースで少しずつ距離を縮めさせてあげましょう。
赤ちゃんの様子も見ながら、ママは普段通りに相手と会話し、赤ちゃんが相手に興味を示すようになることで人見知りも少しずつおさまっていくようです。
まだ赤ちゃんの心の準備ができていない時に急に抱っこをするのは「怖い」という気持ちが大きくなり、人見知りが激しくなることがあります。
赤ちゃんとパパのスキンシップの時間を増やす
中にはパパにも人見知りをする赤ちゃんもいることでしょう。パパにとってはなんとも淋しいことなのですが、仕事で帰りが遅くなかなか触れ合う時間がないというのは仕方がないことです。
お家にいる時はお世話を手伝ってもらったり、遊ぶ時間をつくったり、パパと赤ちゃんが触れ合う時間を意識して増やせると良いですね。
人見知りはいつか終わるものです。人それぞれ個人差があるので、周りと比べる必要はありません。焦らず見守っていきたいですね。
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看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
母乳育児、新生児~幼児にかけての育児相談全般、アロマやハーブを使用した産前、産後ケア 代替療法全般
管理栄養士・幼児食アドバイザー
メンタルヘルス食カウンセリング、子供の心を育てる食育講座、企業向け健康経営セミナーなど
日本神経言語心理家族療法協会公認家族心理カウンセラー、NLPファミリーセラピー・マスタープラクティショナー、子どものこころのコーチング協会インストラクタ
心理カウンセラー
日本産婦人科学会会員その認定医、産婦人科専門医、日本ソフフロロジ学会会員、東京オペグループ会員、日本アロマテラピー学会会員
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