【助産師監修】生後2ヶ月の赤ちゃんの体重・外出・予防接種について
2018.07.11
Mei Kamo
Mama writer
2013年2月生まれの男の子のママです。おしゃべりな息子と同じくおしゃべりなパパと3人でにぎやかに暮らしています。大好きなアーティストさんの音楽や大好きなDisneyを聞きながら、毎日楽しく育児に奮闘中です☆
浅井貴子
助産師
新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。
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生後2ヶ月頃になるとふっくらぽっちゃりとして赤ちゃんらしさが増してきますね。体重の増加量も差があって、ママとしては悩んだりすることも増えるかもしれません。
赤ちゃんの体の発達、体重増加や外出、睡眠時間や予防接種についてなど、生後2ヶ月の赤ちゃんの気になる情報をお伝えします。
生後2ヶ月の赤ちゃんの体の発達
3ヶ月頃までに視力が0.05~0.1程度まで見えるようになり、まわりのものに興味を示し始めます。目の前で動くものがあると目で追うように。
あやすとにっこり微笑んだり、声を出して喜ぶので、育児の楽しみが増えてくる頃でもあります。
自分の手をじっと見つめる「ハンドリガード」という行動が始まる子もいます。目の前にある手を自分の意思で動かすことができ、自分の体の一部だという発見をします。
生後2ヶ月で赤ちゃんの体重はどのくらい増える?
1日25~30gずつ体重が増加
生後2ヶ月の赤ちゃんといっても、生まれた時の体重や性別によって成長は違います。
個人差はあるものの、一般的に1日25~30gずつ増えると言われ、生後2ヶ月の時点で男の子の平均は4.4~7.4㎏、女の子の平均は4.1~6.8㎏です。
生まれた時や生後1ヶ月の頃と比べるとますますぽっちゃりと肉付きが良くなり、腕や足の関節にできるくびれが深くなるので、汚れがたまりやすくなります。お風呂の際にはしっかりと洗いましょう。
体重が増えない場合
おしっこが1日6~8回以上出ていない場合は、母乳やミルクが足りていないことも考えられます。ミルク育児の場合は、ミルクの量を増やしてあげましょう。
母乳育児の場合はすぐにミルクを足してしまうと、腹持ちが良くなり授乳間隔があいてしまうため、母乳分泌の低下を招きます。
そういった時は頻回授乳や母乳の出をサポートしてくれるハーブティーを飲んだりして、赤ちゃんがお腹を満たせるようになると良いですね。
生後2ヶ月の赤ちゃんと外出したい
天気の良い日、暖かい時間帯に
生後2ヶ月頃になると赤ちゃんと外出ができるようになります。とはいっても、長い時間の外出は避けましょう。天気の良い日、暖かく外で過ごしやすい時間に10~15分程度散歩すると良いでしょう。
もし生まれた季節によって生後2ヶ月頃が真夏や真冬になる場合は、タイミングをしっかり考えましょう。真夏の場合は朝早い時間帯か夕方の涼しい時を選びましょう。
真冬の場合は一日中寒いことも考えられるので、もう少し暖かくなるまで外出を控えることも大切です。また夏は紫外線、冬は乾燥対策をしっかり準備しましょう。
服装だけでなく、室温調節にも注意
赤ちゃんが長い時間過ごすのは家の中です。夏の室温は27度前後、冬は23度前後を目安にして、エアコン等で調節しましょう。時々換気をすることも忘れずに。
また赤ちゃんに触れて、汗や冷えていないかを確認することも大切です。
肌の乾燥が気になる場合は着替えの際にベビーオイルを塗ってあげたり、普段からオイルを使ってベビーマッサージをしてあげたりするのも良いですね。
生後2ヶ月の赤ちゃんの睡眠
昼夜の区別がつくようになり、授乳間隔もあいてきて、夜まとまって眠る赤ちゃんも増えてきます。まだ昼夜の区別がつかない子もいますが、生活リズムを整えてあげることが大切です。
朝は7時には起きてカーテンを開け、朝日を浴びるようにします。昼間の遊びの時間をふやし、夜は就寝前に部屋を暗くしてから寝かしつけるようにしましょう。
赤ちゃんが2ヶ月になると予防接種が受けられるように
早めにスケジュールを
生後2ヶ月になると予防接種が受けられるようになります。ママからもらった抗体が減るといわれる生後6ヶ月までに6~7種類のワクチンを受けられるのが理想ですが、接種回数は15回以上もあります。
一度に何種類かまとめて同時接種も可能なので、内容や順番をしっかり把握し、上手にスケジュールを立てられると良いですね。
ちなみに生後2ヶ月にはヒブ・小児用肺炎球菌、B型肝炎の定期接種と任意のロタウイルス予防接種が受けられます。1ヶ月健診を過ぎたら小児科を探して予約するようにしましょう。
いかがでしたか?生後2ヶ月になると、赤ちゃんはますます可愛くなってきますね。
生後2ヶ月の特徴や気をつけることなどをお伝えしましたが、赤ちゃんの成長は個人差が大きいので、当てはまらないことがあっても心配しすぎる必要はないですよ。
また、生後2ヶ月は皮脂の分泌が盛んなので、しっかり乳児湿疹のケアもしてあげましょう。
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母乳育児、新生児~幼児にかけての育児相談全般、アロマやハーブを使用した産前、産後ケア 代替療法全般
管理栄養士・幼児食アドバイザー
メンタルヘルス食カウンセリング、子供の心を育てる食育講座、企業向け健康経営セミナーなど
日本神経言語心理家族療法協会公認家族心理カウンセラー、NLPファミリーセラピー・マスタープラクティショナー、子どものこころのコーチング協会インストラクタ
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日本産婦人科学会会員その認定医、産婦人科専門医、日本ソフフロロジ学会会員、東京オペグループ会員、日本アロマテラピー学会会員
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