【助産師監修】フォローアップミルクとは?いつからいつまで必要?飲ませ方は?
2018.08.27
AMOMA編集部
妊活中~産後の育児期は、かけがえのない喜ばしい時間であるとともに、時には不安や心配の方が多くなることもあります。“AMOMAよみもの”を通して少しでもその不安を解決し、笑顔で過ごすお手伝いができればと願っています。
浅井貴子
助産師
新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。
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赤ちゃんの離乳食が生後9ヶ月頃になると、フォローアップミルクに切り替えた方がいいのか悩みますよね。フォローアップミルクとは何か、また育児用のミルクから切り替える必要はあるのでしょうか。
飲ませるならいつからいつまでか、また飲ませ方についてお伝えします。
フォローアップミルクとは
離乳食だけでは栄養が不足する場合に与えるもので、育児用ミルクと比べて鉄分やカルシウム、ミネラルやタンパク質が多く含まれます。
離乳食の食が細い場合や好き嫌いがある、体重が増えないなどの場合は活用するとよいでしょう。離乳食をきちんと食べている場合は無理して切り替えなくても大丈夫です。
フォローアップミルクはいつからいつまで必要?飲ませ方は?
フォローアップミルクはいつから必要?
離乳食の好き嫌いが多く十分な栄養が取れない場合はフォローアップミルクを飲ませることがあります。
市販のフォローアップミルクには生後9ヶ月からと書かれていますが、与える時期は離乳食の進み具合で判断するとよいでしょう。
離乳食が3回食まで進み、栄養のメインを離乳食から取れている場合は母乳や育児用ミルクで大丈夫です。フォローアップミルクを飲み過ぎて離乳食が進まなくなる場合は、離乳食を優先させましょう。
フォローアップミルクの飲ませ方
1日600ml程度を目安に、離乳食と一緒にフォローアップミルクを飲ませてあげます。ストローやコップから与えて、哺乳瓶から卒業する練習をするとよいですね。
フォローアップミルクはあくまで補完的な役割のため、フォローアップミルクでお腹がいっぱいになってしまうと逆に栄養不足になってしまう場合があります。1日600ml以上は与えないようにしましょう。
フォローアップミルクはいつまで必要?
メーカー側は3歳までの飲用を勧めていますが、1歳を過ぎて牛乳が飲めるようになれば、牛乳に移行させるといいですね。
粉ミルクを与えている赤ちゃんには、粉ミルクに少しずつ牛乳を混ぜて慣らしてあげるとよいでしょう。
いかがでしたか?あくまでフォローアップミルクは離乳食の補完的役割なので、離乳食と母乳や粉ミルクできっちり栄養をとっていれば無理に与える必要はありませんよ。
離乳食でバランス良く栄養を取れるように意識してあげてくださいね。
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看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
母乳育児、新生児~幼児にかけての育児相談全般、アロマやハーブを使用した産前、産後ケア 代替療法全般
管理栄養士・幼児食アドバイザー
メンタルヘルス食カウンセリング、子供の心を育てる食育講座、企業向け健康経営セミナーなど
日本神経言語心理家族療法協会公認家族心理カウンセラー、NLPファミリーセラピー・マスタープラクティショナー、子どものこころのコーチング協会インストラクタ
心理カウンセラー
日本産婦人科学会会員その認定医、産婦人科専門医、日本ソフフロロジ学会会員、東京オペグループ会員、日本アロマテラピー学会会員
産婦人科医
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