体の悩み

【助産師監修】妊娠中のヘアカラー。赤ちゃんへの影響は?

2019.01.07

Keiko Sakai

Mama writer

2016年7月生まれの男の子のママです。息子の笑顔がパワーの源!!色んな日があるけれど『毎日笑顔で』をモットーに、大好きなヨガを楽しみながら日々の育児も楽しんでいます。息子の成長を見守りながら、私自身も日々成長していきたいと思います♪

浅井貴子

助産師

新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。

10ヶ月に及ぶ妊娠期間中、多くの妊婦さんが美容室に行くのではないでしょうか。そこで気になるのが「妊娠中のヘアカラー」。

ヘアカラーをすることでお腹の中の赤ちゃんに影響はあるのでしょうか?実際のところはどうなのか、今回は妊娠中のヘアカラーについて調べてみました。

妊娠中にヘアカラーはしていいの?

妊娠中のヘアカラーについては、控えるべきであるといわれたり、特に気にしなくても大丈夫といわれたり、賛否両論の意見があります。

控えるべきであるという大きな理由が、お腹の中の赤ちゃんに影響があるというものです。

しかし、妊娠中にヘアカラーをすることでお腹の中の赤ちゃんに悪影響を及ぼすかどうかは医学的には特に根拠はないとのことです。

だからといって普段通りに何も気にせずヘアカラーをしてもいい訳ではありません。妊娠中というのは、やはり普段とは違う状態であり頭皮もとても敏感になっています。

普段だと大丈夫な薬剤も妊娠中は頭皮がかぶれてしまうこともあり、薬剤の独特な匂いで気分が悪くなることもあります。

何か不安や心配に思うことがあれば、医師や美容師さんに相談してみましょう!

赤ちゃんへの影響は?母体にも影響はあるの?

赤ちゃんへの影響

「ヘアカラーをしたからといって特に影響はない」、「ヘアカラー剤が頭皮に付着して経皮吸収され子宮に影響が出る」など、妊娠中のヘアカラーについては様々なことがいわれています。

妊娠中にヘアカラーやパーマ液などでお腹の中の赤ちゃんに影響があるかどうかは医学的に特に根拠はないといわれています。

母体への影響

ヘアカラーをすることで母体に何か悪影響を及ぼすというよりは、妊娠中は頭皮も含め皮膚がとても敏感になってしまう可能性があります。

普段ヘアカラーをしてかぶれた事がなくても、妊娠中は頭皮がかぶれてしまうかもしれません。今はヘナなど植物素材で染めるものもありますので美容師さんに相談してみましょう。

また薬剤のにおいで気分が悪くなったり、同じ姿勢で長時間座っていることが身体への負担になったりと、ヘアカラーをするうえで少し気を付けなければならない点はいくつかあります。

妊娠中のヘアカラーの注意点

妊娠中にヘアカラーをする場合に、気を付けなければならない事や注意点がいくつかありますのでご紹介します。

市販のヘアカラー剤は使用しない

妊娠中は皮膚がとても敏感になり、薬剤により頭皮がかぶれてしまう可能性があります。市販の物はやはり強めに薬剤が使われていることもあり、かぶれるリスクが高まります。

普段は市販のヘアカラー剤を使用していても、妊娠中は美容室で染めることをおすすめします。

美容室に行く時期を考える

ヘアカラーをする場合はどうしても長時間になってしまいます。妊婦さんにとって同じ姿勢で長時間いることはとても辛く、身体にも負担がかかります。

特にお腹も大きくなる妊娠後期は座っているのも辛く感じ、またお腹が張りやすくもなるため、ヘアカラーをする場合はできるだけ妊娠後期は避けた方が良いでしょう。

体調がすぐれない時は無理をしない

妊娠中の身体はとてもデリケートです。普段なら大丈夫な薬剤のにおいも妊娠中だと気分が悪くなったりする可能性があります。特につわり中などは注意が必要です。

必ず美容師さんに妊娠中であることを伝えて、何か異常があればすぐに言いましょう。絶対に無理をしないことが大切です。

妊娠中のヘアカラー《私の体験談》

妊娠中にヘアカラーをしても大丈夫なのか?赤ちゃんに影響は出ないのか?私自身も妊娠中はとても気になり心配に思っていました。そんな私の体験談を少しご紹介したいと思います。

《私の体験談》
妊娠前からヘアカラーをしており、出産後はなかなか美容室に行けないと聞いていたので妊娠8ヶ月頃に美容室に行きました。

目的としてはカットとカラーでしたが、赤ちゃんへの影響のことが気になっており美容師さんに相談したところ、妊娠中にでもヘアカラーをする妊婦さんは比較的多いとのこと。

私の行く美容室ではオーガニックの薬剤を使用していて、敏感になっている頭皮にも優しいのでかぶれにくいとの説明があり、薬剤を根本は避けて頭皮に直接付かないようにするとの配慮もありました。

ただし、直接は付かなくても薬剤を洗い流す時にやはり頭皮に少し付着はしてしまいます。

もしその点が気になるのであればヘアカラーは我慢した方がいいかもしれないと美容師さんに言われ・・・私が出した結論は、カットのみ!

多くの妊婦さんが妊娠中にヘアカラーをしているのを知っていても、心配性の私は伸びた根本が気になりながらもヘアカラーを我慢しました。

出産後は思っていた通りなかなか美容室に行けず・・・産後5ヶ月後頃に久々に美容室に行きましたが、今度は授乳中のため心配性の性格が出てまたもカットのみ・・・。

結局、子供が1歳になり卒乳してからヘアカラーを解禁しました(笑)

妊娠8ヶ月頃にカットのみであれば、特に問題なく良い気分転換として美容室に行けました。でも、やはりお腹が大きいとフラットになるタイプの椅子でのシャンプーは少し辛かったです。

長時間同じ姿勢はやはり身体への負担があると思いますので、その辺りを考慮して無理しないことが大切だと思いました。

妊娠中でもおしゃれを楽しむ

 

妊娠中に美容室に行く時は、美容師さんに妊娠中であることを伝えて気になることがあれば相談しましょう。きっと色々とアドバイスをしてくれるので参考になると思います。

妊娠中でもおしゃれは楽しみたいものですし、気分転換として美容室に行くのも良いかもしれませんね!

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浅井貴子
■資格・免許
看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
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