【助産師監修】妊娠27週目(妊娠7ヶ月)のママと赤ちゃんの様子
2018.10.12
ことまま
Mama writer
2017年1月生まれの女の子を育てている新米母です。夫は単身赴任なため、フルタイムで働きながら、ワンオペ育児に奮闘しています。育児疲れは仕事で癒し、仕事の疲れは娘の笑顔で癒しながら、毎日を乗り切っています。
浅井貴子
助産師
新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。
タグをみる
妊娠27週目は、妊娠7ヶ月の4週目にあたります。お腹の膨らむも目立つようになり、マイナートラブルに悩まされている方もいるかもしれませんね。
今回は妊娠27週目(妊娠7ヶ月)のママと赤ちゃんの様子についてご紹介します。
妊娠27週目(妊娠7ヶ月)のママの変化
お腹がさらにふっくらしてきます
これまで下腹部を中心に大きくなっていたのが、おへそのあたりまでふくらみ始めます。前かがみの姿勢がとりにくくなるので、お風呂掃除等が辛くなってくるかもしれません。
また、あおむけで寝るのが辛くなってくるのもこの時期です。抱き枕やマタニティクッションなどを上手に使って、楽な姿勢をとりましょう。
子宮はおへそより上に
お腹が大きくなった分、子宮底(子宮のてっぺん)もママのおへそより高くなっています。
妊娠線ができやすくなります
体質にもよりますが、お腹の皮膚が引き延ばされることで、妊娠線ができやすくなります。
妊娠線は、ママが大きくなるお腹で赤ちゃんを守ってきた証なので、できてしまったとしても落ち込みすぎないでくださいね。
マイナートラブルが出やすくなります
前述の妊娠線の他、色々なマイナートラブルに悩まされる妊婦さんが増えてきます。
お腹が大きくなる他、出産に向けたホルモンバランスの変化で骨盤の関節がゆるみやすくなるため、腰痛が起こりやすくなります。
また、下半身がうっ血し、静脈瘤や痔になりやすいといったトラブルが出る方もいます。
妊娠27週目(妊娠7ヶ月)の赤ちゃんの様子
すくすくと大きくなっています
胴や手足が長くなり、身長は約38㎝、体重は1200gとなります。なお、この値はあくまでも目安。個人差があるものですから、自分の赤ちゃんがこの通りでなくても心配はいりません。
感覚器が発達してきます
目や耳から得た情報を脳に送る神経のしくみが完成してきます。
目のレンズ部分も完成してきます。超音波検査でまばたきしているのを見られることもありますが、たいていは目をつぶって過ごします。
羊水の中でくるくる回っています
赤ちゃんが自分で体の向きを変えることもできるようになるので、ママもさらに胎動を強く感じやすくなります。
超音波検査や触診で逆子(骨盤位)といわれることもあります。心配になってしまいますが、この時期は赤ちゃんの動きも激しく、元に戻ることがほとんどなので、心配いりません。
妊娠27週目(妊娠7ヶ月)のママの過ごし方
塩分や糖分の摂り過ぎに気を付けましょう
安定期も長くなってきて、旅行や食べ歩きを楽しんでいるママも多いかと思います。
色々な楽しみは安定期ママの特権なので、大いに満喫していただきたいのですが、ついつい食べ過ぎてしまう方も多いようです。
妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病の予防のため、気が緩みすぎていないか一度チェックをしてみましょう。
妊娠線の予防をしましょう
妊娠線のケアを始める時期は人それぞれのようですが、私の周りでは、お腹が目立ち始める安定期の後半からケアを始めたという妊婦さんが多かったです。
妊娠線のケア用品は色々なタイプがありますが、皮膚科医と助産師の共同研究によると、保湿力はローション<クリーム<オイルの順で増えていくといわれています。
香りやテクスチャも様々ですが、妊娠線予防のオイルもあるので、お気に入りを見つけてリラックスタイムの習慣のひとつにしてしまうといいですね。
パパにも積極的に関わってもらいましょう
胎動が強くなっているため、お腹を外から触っても分かりやすくなります。パパにも積極的にお腹を触ってもらったり、話しかけたりしてもらいましょう。
パパにとって、妊娠はなかなか実感がわきにくいもの。赤ちゃんと関わることで父性を育てるとともに、触覚や聴覚を刺激して赤ちゃん自身の発育を促すこともできます。
パパと一緒にお腹の赤ちゃんに関わることで、ママのメンタルも安定するので、赤ちゃんにも好影響となります。
名前を考え始めましょう
名づけは赤ちゃんの顔を見てから、というパパママも多いようですが、出生届の期限は誕生日を含めて2週間と、意外と余裕がないものです。
対面時の直感で決めるのも素敵ですが、前もって色々な名前を吟味しておくのもおすすめです。名前は赤ちゃんに贈る最初のプレゼント。ワクワクしますね。
いかがでしたか。この頃は、ほとんどの方がつわりが治まり、楽しくマタニティライフを過ごせたのではないでしょうか。
来週からはいよいよ妊娠後期となり、出産が現実味を帯びてきますね。赤ちゃんとの対面まであともう少し。
これまで通り、ママのペースでお腹の赤ちゃんの成長を感じながら心穏やかに過ごしてくださいね。
関連記事
■体の悩み
-
【医師監修】乳腺炎で発熱!病院に行くべき?症状・原因・対処法も詳しく解説2024.10.08
-
【助産師監修】白斑があっても、授乳して大丈夫? 取り方などを紹介2024.10.08
-
【助産師監修】生後1・2・3ヶ月ごとの授乳間隔・授乳回数の目安は?2024.09.17
カテゴリーランキング
AMOMAコラムについて
妊娠、出産前後はママにとっては初めてのことばかり。「これってあってるのかな?」 「大丈夫かな?」と不安や疑問に思った時につい手に取りたくなるような情報をお届けしたいと考えています。そのため多くの情報は助産師をはじめ専門家の方々に監修。テーマから読めるようになっていますので、ぜひ気になるものから読んでみてください。あなたの不安や疑問が解決できるお手伝いになれば嬉しいです。
AMOMAのパートナー
看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
母乳育児、新生児~幼児にかけての育児相談全般、アロマやハーブを使用した産前、産後ケア 代替療法全般
管理栄養士・幼児食アドバイザー
メンタルヘルス食カウンセリング、子供の心を育てる食育講座、企業向け健康経営セミナーなど
日本神経言語心理家族療法協会公認家族心理カウンセラー、NLPファミリーセラピー・マスタープラクティショナー、子どものこころのコーチング協会インストラクタ
心理カウンセラー
日本産婦人科学会会員その認定医、産婦人科専門医、日本ソフフロロジ学会会員、東京オペグループ会員、日本アロマテラピー学会会員
産婦人科医
その他のお問い合わせはこちらから
メールで問い合わせ