イヤイヤ期の子どもに効果的な接し方とは?
2018.10.19
AMOMA編集部
妊活中~産後の育児期は、かけがえのない喜ばしい時間であるとともに、時には不安や心配の方が多くなることもあります。“AMOMAよみもの”を通して少しでもその不安を解決し、笑顔で過ごすお手伝いができればと願っています。
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子育て中のママであればほとんどが経験する「イヤイヤ期」。2歳頃がピークになることから、「魔の2歳児」という言い方がされることも。
この時期は、親として子どもにどう接したらよいのか悩みますよね。今回は、イヤイヤ期の子どもと接するママの体験談をご紹介します。
イヤイヤ期とは?
「イヤイヤ期」とは、1歳半頃から何をするにも「イヤ!」、あるいは「自分でしたい!」という行動を起こす時期のことをいいます。
この頃は、子どもが親から自立しようという自我が発達する時期です。この時期に色々な体験をすることで、言葉や理解力がぐんと伸びていきます。
今までママの行動に対して笑ったり泣いたり受け身だった赤ちゃんが、「これはイヤだ」「自分でやりたいんだ!」という気持ちをママとぶつけ合うようになります。
こうすることで相手の気持ちを尊重しながら自己主張するやり方を学んでいきます。
分かってはいるけど・・・
先輩ママからの情報やネット・雑誌の情報を見聞きして「どんなものがイヤイヤ期なのか」、「どんな風に対応するべきなのか」という事はわかっているママも多いと思います。
でも…
分かってはいても、毎日毎日「イヤイヤ!」が続くと、ママも体力的にも精神的にも参ってしまいます。
他のママはどんな風に「イヤイヤ期」を乗り切っているの?
では、実際にイヤイヤ期を経験したママは乗り切ったのか先輩ママの体験談をご紹介します。
「外出先では見て見ぬふり」
2人の男の子のママです。上の子の場合は、2歳前からイヤイヤが始まり、外出先でのイヤイヤに手を焼きました。
スーパーで欲しいものを買うのをダメだと言われると、床に寝っ転がって手足をバタバタさせて泣く。あるいは、寝っ転がったまま動かない。
子どもを産む前は、スーパーでそんなことをしている子どもをみると、「親は何やってんだ?」と思っていました。
でも、いざ自分も同じような状況になり、初めのうちは周りの目が気になるので、何とか抱えて連れて帰っていました。
しかし、私のイライラも増し、それが子供に伝わるのか日を追うごとにエスカレートし外出するのも嫌になるほどでした。
かといって、家に置いて買い物に行くわけにもいかず…。
ある日、両手に荷物を持ったままの状態ではどうすることもできず、思い切って“見て見ぬふり”をしてみました。
すると、今までどんなに優しい声をかけても、怒鳴ってもダメだったのが私が構わないとわかるや、ピタっと止まりました。
この方法を何度か繰り返していたら外出先ではイヤイヤいう事が減りました。
逆に機嫌のいい時は、なるべく息子の話を聞き一緒に遊ぶようにして、メリハリをつけるようにしました。
「気を散らす・別のことに興味を持たせる」
3歳の女の子のママです。今やっとイヤイヤ期も落ち着いてきて穏やかに過ごせる日が増えてきました。
娘は1歳半頃からイヤイヤ期が始まり、何をするにもとにかく「イヤ!」。
トイレもイヤ、お風呂もイヤ、ごはんも、お昼寝も、お着替えも…何もかもイヤだと駄々をこね、少し気に入らないことがあると泣き叫び、手が付けられない状態でした。
ある本で、イヤイヤ中の子どもに別のことを提案したら、あっさり泣き止んだとうのを見て早速実践。娘はスマホ型の音が鳴るおもちゃが好きで、よく遊んでいました。
ある日、自分で箱のふたを開けたかったらしく、苦戦していたので、私が代わりに開けると「ギャーーーーー!」。
ヤバいと思ったのですが時すでに遅し。そこから怒涛のギャン泣きが始まりました。こうなるともう手が付けられません。
そこで、試しに、娘の好きなスマホ型のおもちゃをもってきて、「○○ちゃん、ママからお電話です。」と言ってそのおもちゃを渡しました。
すると、なんと泣き止んで、おもちゃを耳に当てて「もしもし~」と言い始めました。
私も、やったー!!と思いながら自分のスマホを耳に当て娘と会話「○○ちゃん、今日のご飯何食べたい??」「うーん、めんめん(うどん)!」。
さっきまでのギャン泣きが嘘のようにご機嫌になりました。うちの娘にはこの「気を散らす・別のことに興味を持たせる」と言うのが効果的だったようです。
イヤイヤ期に付き合うママのケアも忘れずに
イヤイヤ期の子どもに付き合うママは、本当に大変です。クタクタに疲れているときに、さらに「イヤイヤ」と言われると精神的にも参ってしまいますよね。
思わず、怒鳴ったり、手が出てしまったり、時にはどうしたらいいかわからずに泣いてしまったり…。
でも、ママがイライラした状態で子どもと接すると、余計にイヤイヤが増してしまうという悪循環にもなりかねません。
どうしても、行き詰ってしまった時には、一時保育を利用したり、近くに頼れるご家族がいらっしゃる方は預けるなどして、ママ一人の時間を作ることも大切です。
また、室内で過ごすことの多い育児期、ディフューザーなどを使ってアロマの香りで芳香浴するのもおすすめです。アロマの香りは脳の中心、大脳辺縁系に伝わります。
この大脳辺縁系は喜怒哀楽の感情やストレスと深い関係があるため、アロマの香りでリラックスできるといいですね。
いつかは終わるものだと分ってはいても、その期間の育児はママにとっては苦痛に感じる時間の方が多くなることもあります。
上にあげたように、イヤイヤ期の対応策もお子さまそれぞれで、どれが正解かは色々試してみないと分りません。
だからこそ、イヤイヤ期の子どもに向き合うママ自身がゆとりを持った気持ちで向き合うことができるようになりたいですね。
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看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
母乳育児、新生児~幼児にかけての育児相談全般、アロマやハーブを使用した産前、産後ケア 代替療法全般
管理栄養士・幼児食アドバイザー
メンタルヘルス食カウンセリング、子供の心を育てる食育講座、企業向け健康経営セミナーなど
日本神経言語心理家族療法協会公認家族心理カウンセラー、NLPファミリーセラピー・マスタープラクティショナー、子どものこころのコーチング協会インストラクタ
心理カウンセラー
日本産婦人科学会会員その認定医、産婦人科専門医、日本ソフフロロジ学会会員、東京オペグループ会員、日本アロマテラピー学会会員
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