【助産師監修】5歳の子どもの発達。言葉や成長過程は?
2019.05.14
ことまま
Mama writer
2017年1月生まれの女の子を育てている新米母です。夫は単身赴任なため、フルタイムで働きながら、ワンオペ育児に奮闘しています。育児疲れは仕事で癒し、仕事の疲れは娘の笑顔で癒しながら、毎日を乗り切っています。
浅井貴子
助産師
新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。
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5歳になった子どもはどれくらい成長し、どんなことができるようになるのでしょうか?運動、言葉、情緒面など、色々な発達をみせてくれるようです。
そんな5歳児の様子をみてみましょう。
5歳の子どもの成長
男の子の体重は18.9kg、身長は110.4cmが平均です。女の子の平均は少し小さめで、体重は18.5kg、身長は109.3cm。
5歳から6歳までの1年間で平均6.1cm、身長が伸びるといわれています(※あくまでも平均であり、個人差があります)。
5歳の子どもの運動の発達
動きが滑らかに
無駄な動きや、力みなどの過剰な動きが減り、動きに安定感が出てくる時期といわれています。
全身運動が滑らかになり、全力で走ったり、跳んだりすることを楽しむようになります。
また、「体のバランスをとる」「体を移動する」「用具などを操作する」といった動きを滑らかにできるようになっていきます。
具体的には、自転車をこいでスピードを楽しむ、スキップや片足跳びができる、ジャングルジムの上まで登れるなどといった様子が見られるようになります。
アスレチック遊具などに積極的に取り組むようになる時期でもあります。
遊び方も成長している
友達と共通のイメージをもった遊び、目的に向かっての集団行動、友達と力を合わせての役割分担も見られるようになります。
ルールのある集団遊びを楽しむことができ、ある程度ボールを決まった方向に投げることもできるようになるので、かくれんぼやドッジボールも楽しめるようになってきます。
手先も器用に
4歳の時と比べて、手先の器用さもアップします。はさみで直線だけでなく曲線を切ることもできますし、のりやテープといった道具の用途も使い分けられるようになってきます。
お絵描きではまる、さんかく、しかくや人間の顔・身体を描けるようになる他、自分の体験を絵で表すことも上手になります。
折り紙で角と角を合わせて折ることができるようになるのもこの時期です。
セルフケアも上手に
手先が器用になるので、ボタンを留めたり、蝶結びしたりすることができるようになります。着替えや歯磨き、トイレなど、自分自身のお世話はたいていできるようになります。
脱いだ服をたたむ、おもちゃをしまうなど、お片付けも上手になりますし、箸を使ってこぼさずに食べ、食事の間は座っていられるなど、マナーやルールを守って食事ができるようにもなります。
5歳の子どもの言葉の発達
自分の気持ちを相手に伝えられるように
言葉を話す能力や記憶力がさらに発達し、自分の意思・気持ちを、文章にして相手に伝えることができるようになります。
絵を見て擬態語や擬音語で表現ができるようになったり、お友達となぞなぞ、ダジャレ、しりとりなどの言葉遊びを楽しむこともできるようになります。
また、自分のフルネームや住所、パパやママの名前が言えるようになります。
相手の気持ちを想像し話せるように
お友だちの気持ちが想像・理解できるようになり、かけるべき言葉が分かってくる年齢でもあります。
年下の子や体の不自由な人、ペットなどに対して、お世話をしたり、面倒を見たりとお兄ちゃん・お姉ちゃんらしさをみせることもあるようです。
また、以前に比べて、泣くことを我慢したり、泣く時間が短くなったりと、相手の気持ちや状況に合わせて自身の欲求や衝動をコントロールすることができるなど、情緒面での成長もみられます。
また、自由にお話を創作し、周囲に伝えることもできるようになります。
いかがでしたか。5歳の子どもの発達についてご紹介しましたが、思ったより色々なことができるようになることに驚かされますね。
運動・言語の発達があいまって、どんどん社会性も獲得していくこの時期。5歳の子どもが見せる思いやりに大人の方がびっくりするという場面もあるかもしれません。大切にしたい1年ですね。
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母乳育児、新生児~幼児にかけての育児相談全般、アロマやハーブを使用した産前、産後ケア 代替療法全般
管理栄養士・幼児食アドバイザー
メンタルヘルス食カウンセリング、子供の心を育てる食育講座、企業向け健康経営セミナーなど
日本神経言語心理家族療法協会公認家族心理カウンセラー、NLPファミリーセラピー・マスタープラクティショナー、子どものこころのコーチング協会インストラクタ
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