【助産師監修】生後7ヶ月の赤ちゃんとの生活~離乳食や生活リズム~
2016.09.29
Mei Kamo
Mama writer
2013年2月生まれの男の子のママです。おしゃべりな息子と同じくおしゃべりなパパと3人でにぎやかに暮らしています。大好きなアーティストさんの音楽や大好きなDisneyを聞きながら、毎日楽しく育児に奮闘中です☆
浅井貴子
助産師
新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。
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生後7ヶ月になると体だけでなく離乳食や夜泣きなど様々な面で個人差がでてきます。ママはつい周りと比べてしまったり、自分の子だけ違うのかもしれないと不安に思ってしまったりするかもしれません。今回は7ヶ月の赤ちゃんに関する基本情報やよくある悩みをアドバイスとともに紹介します。
7ヶ月で赤ちゃんの体はどんな成長をする?
おすわりができるように
生後7ヶ月の赤ちゃんの平均体重は男の子が6.8~10.2㎏、女の子が6.2~9.5㎏です。おすわりが安定し、おすわりで遊ぶ赤ちゃんも増えてきます。中にはずりばいを始める赤ちゃんもいるでしょう。また指の動きも発達し、積み木などのおもちゃをつかむことができるようになってきます。
人見知りが始まる子も
ママやパパなどの身近な人とその他の人の区別がつくようになるので、知らない人を見たり抱っこされたりすると泣き出してしまうなど人見知りが始まる赤ちゃんが増える時期です。
人見知りだけでなく、知らない場所でママから離れようとしない場所見知りが始まる子もいます。おうちの中でもママの姿が見えなくなると「え~ん」と泣きだしママを探す様子も見られます。
7ヶ月の赤ちゃんにはどんな離乳食をあげる?
ゴックンからモグモグへ
離乳食を始めてそろそろ2ヶ月が経つ頃ですね。ゴックンが上手にできるようになり、モグモグと口を動かせるようになってきます。おすわりがしっかりし、食べる意欲があるようならば2回食にしていきましょう。1回目と2回目の間は4時間ほどあけるようにし、毎日だいたい同じ時間にあげることも大切です。
主食・主菜・副菜の献立が基本
今までは必要な栄養のほとんどを母乳またはミルクからとっていましたが、だんだん離乳食からとるようにしていきたい時期です。炭水化物・タンパク質・ビタミンを含む食材を1種類以上ずつ使うようにしましょう。個人差もありますが、1回の目安量は子ども用お茶碗の5~7分目です。バランスの良いメニューを考えてあげると良いですね。
離乳食後は欲しがるだけ授乳を
栄養を離乳食からとるようになるといっても、まだ半分以上はおっぱいやミルクからとられます。離乳食の後は赤ちゃんが欲しがるだけ授乳しましょう。この頃の授乳回数は1日5回が目安です。母乳の出が気になる場合はママも自分の食事メニューを考えてみても良いですね。温かいハーブティーなども母乳の出に良いといわれるのでおすすめですよ。
7ヶ月の赤ちゃん、生活リズムは?
夜泣きの理由は様々
生後7ヶ月頃の平均睡眠時間は13時間前後です。夜まとまって寝る時間が長くなるので、ママも一緒にゆっくり休めると良いですね。ただし、この時期は夜泣きをする子が増えるようです。
赤ちゃんは寝ている時にその日1日の出来事を頭の中で整理するといわれます。夜泣きが多い子は毎日刺激がいっぱいあるのかもしれませんね。夜泣きの理由は赤ちゃんによって、またその時によって違います。赤ちゃんの気持ちを考えながら、いろいろなあやし方を試してみましょう。
何をしてもダメな時は無理をせず時にはパパにバトンタッチ。ママが疲れてイライラしてしまっては赤ちゃんもそれを感じ取ってしまい、逆効果になることも考えられますのでパパに協力してもらうことも大切ですよ。夜泣きに良いといわれるアロマを寝室で焚くのもおすすめです。赤ちゃんもママも一緒にリラックスして眠れると良いですね。
赤ちゃんとママのスキンシップや赤ちゃんの体を知ることもかねて、オイルなどをつかったベビーマッサージもおすすめです。ママと触れ合うことは赤ちゃんにとって何よりも幸せな時間ですよ。
物を出すのが大好き!
生後7ヶ月の赤ちゃんをもつママの中には、ちょっと目を離した隙にティッシュを箱から出されちゃった!引き出しの物を全部出されちゃった!というママもいるのではないでしょうか。7ヶ月頃の赤ちゃんは物を出すのが大好きです。そういったおもちゃはもちろん売っていますし、空き箱と布などを使って簡単に手作りもできるのでおすすめですよ。
引き出しや扉にはロックができるベルトなどをつけると良いでしょう。
また7ヶ月になると歯が生え始める赤ちゃんも多いので、歯がためなどのおもちゃもおすすめです。歯ぐきがむずむずするのか、色々なものを口にいれるようになるので、危険なものは届かないところに置くなど注意しましょう。
生活習慣を覚えさせていきましょう
朝起きてから夜寝るまで、毎日必ずやることは習慣づけしていくと良いですね。朝起きて着替える、顔を洗う(拭く)、外から帰ったら手を洗う(拭く)、お風呂から出たら(寝る前)パジャマに着替える、寝る前に歯のケアをするなど、7ヶ月ごろからできることは生活習慣として身につけていけるとこれからにつながります。
おすわりが上手になってくる7ヶ月ごろから、新しく手軽なベビーカーを用意しても良いですね。簡単に折りたためるものや軽いものになればママの負担も減るので、お出かけがより楽しくなるのではないでしょうか。
赤ちゃんの生活に関する記事:離乳食がちょっと憂鬱…少しハッピーになるお役立ちグッズ
離乳食の始まった赤ちゃんとピクニック!我が家のお弁当事情
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母乳育児、新生児~幼児にかけての育児相談全般、アロマやハーブを使用した産前、産後ケア 代替療法全般
管理栄養士・幼児食アドバイザー
メンタルヘルス食カウンセリング、子供の心を育てる食育講座、企業向け健康経営セミナーなど
日本神経言語心理家族療法協会公認家族心理カウンセラー、NLPファミリーセラピー・マスタープラクティショナー、子どものこころのコーチング協会インストラクタ
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