【助産師監修】赤ちゃんが片方の母乳を飲まない時はどうしたらいい?
2024.10.09
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「赤ちゃんが片方のおっぱいしか飲んでくれない。」そんな経験をしているママたちも多いのではないでしょうか。その裏側には赤ちゃんのこんな理由がありました。
赤ちゃんがタヌキ寝入りをしてしまう場合
赤ちゃんは母乳をまんべんなく両方吸うのが理想的ですが、なかなかそれが上手くいかない場合が多いものです。
片方だけ飲んですぐに寝てしまったと思ってそのまま寝かしつけると、30分もしないで起きてしまうなんてことも…。
これは通称“タヌキ寝入り”と呼ばれ、赤ちゃんが授乳でまだお腹がいっぱいになっていない証拠です。
こんな時は赤ちゃんの足裏を刺激したり、げっぷをさせたりして起こし、もう片側の乳房を吸わせてあげてください。
母乳分泌に左右差があり、出る方ばかり吸ってしまう場合
母乳分泌量に左右で差がある人は多くいます。母乳が出ない方から吸わせてみましょうと言われて吸わせてみるものの、なかなか飲んでくれないということも…。
赤ちゃんは母乳が出ない方は嫌がって飲まない場合が多く、知恵がつくとそれに対して怒り出したりします。
乳腺の発達の関係で母乳分泌が少ない事が多いので、分泌を促すために蒸しタオルなどで母乳が出ない方の乳房を授乳前に温めましょう。
その他にも、例えば左が出にくい場合には「左→右→左」と2回吸わせると刺激が2回行くので、母乳分泌が上がりやすくなります。
それでも母乳の分泌量が気になる場合には、母乳不足の原因に徹底的にアプローチしたハーブティ、「ミルクアップブレンド」もオススメです。
助産師と英国メディカルハーバリストが共同開発し、「赤ちゃんがゴクゴクと音を立てて飲んでくれるようになった!」というお声もたくさんいただいている商品です。
母乳分泌過多で、片側だけでお腹が一杯の場合
母乳分泌過多は、赤ちゃんの月齢が小さい(3ヶ月以下)場合によくみられます。
需要と供給のバランスが上手くいかないケースで、母乳の作られる量が赤ちゃんが飲む量より多くなってしまっています。
母乳が出にくい人から見たら羨ましい限りだと思いますが、母乳過多の人も実は大変な苦労があります。
この場合乳腺炎になりやすくなったり、過剰に分泌される母乳で衣服が濡れ、外出もままならなかったり、室内でも寝具が濡れてしまったりします。
このような時は”前搾乳(前しぼり)”といって、赤ちゃんに母乳を与える前に乳房の圧抜きをします。搾り切るのではなく、全体の2~3割ぐらいを搾乳します。
その後赤ちゃんに両方の乳房を吸わせます。まだ母乳が残っていると辛いのですが、授乳後に搾乳をしてしまうと”張り返し”といい分泌が過剰になってしまうのでくれぐれも気をつけましょう。
また、母乳の分泌が多すぎる場合にもハーブティーは有効です。
母乳のつまりが気になる場合には「ミルクスルーブレンド」、また、母乳の分泌を減らしたい場合には「ミルクセーブブレンド」がオススメです。
両方分泌しているが、片方を嫌がってしまう場合
両方分泌しているが、乳頭の変形や抱く体勢の変化で片方を嫌がってしまう場合。
これはとても難しいケースです。赤ちゃんは乳頭の感触を私たちの想像以上に敏感に察知します。
乳頭が少し歯茎に当たる・舌の上に乗せきれないなど、一度嫌がると赤ちゃんはイヤイヤのスイッチが入ってしまいます。
嫌がる方の乳房を吸わせようと体勢を変えただけで、のけ反って泣いてママを困らせます。
このような場合は
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■立ち授乳(ママも立ち上がって吸わせる)
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■四つん這い授乳(赤ちゃんをクッションに寝かせてその上に四つ這いにして乳房を出して吸わせる)
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■添い乳
などをしてみます。それでも泣き叫ぶ時はママの精神的にも負担になるので、搾乳器などで搾乳して哺乳瓶で与える場合もあります。
赤ちゃんが吸いやすい乳首にするためのケア方法は乳頭・乳輪部マッサージの仕方をご参照ください。
母乳不足の方におすすめのハーブティー
ミルクアップブレンド
古くから授乳期に重宝されてきた母乳不足の方のためのハーブを8種厳選しています。
ミルクアップブレンドの詳細はこちらミルクスルーブレンド
おっぱいのつまりやチクチクに。 スムーズな母乳の巡りをサポートするハーブティーです。
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すぐに効いてくれるので最強です!!!なくてはならない存在です!ほんとに乳腺炎繰り返すママにおすすめしたい!
さいごに
4つの対処法をご紹介しましたが、試してみたくなる対処法はありましたか。
慣れないうちは不安なことも多いと思いますが、振り返るとあっという間の貴重な授乳期間。
ママにとっても、赤ちゃんにとっても満足のいく楽しい授乳生活の一助となれば幸いです。
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AMOMAのパートナー
看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
母乳育児、新生児~幼児にかけての育児相談全般、アロマやハーブを使用した産前、産後ケア 代替療法全般
管理栄養士・幼児食アドバイザー
メンタルヘルス食カウンセリング、子供の心を育てる食育講座、企業向け健康経営セミナーなど
日本神経言語心理家族療法協会公認家族心理カウンセラー、NLPファミリーセラピー・マスタープラクティショナー、子どものこころのコーチング協会インストラクタ
心理カウンセラー
日本産婦人科学会会員その認定医、産婦人科専門医、日本ソフフロロジ学会会員、東京オペグループ会員、日本アロマテラピー学会会員
産婦人科医
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出産当日から1日3杯くらい飲み続けています。
生後1週間くらいでミルクを出さなくてもおしっこが10回以上出るようになり、生後2週間の助産院での体重計測でも、母乳のみでいけるとお墨付きをもらいました!
これから赤ちゃんが飲む量も増えると思うので、毎日飲み続けようとおもいます。