【助産師監修】赤ちゃんが哺乳瓶でミルクを飲まない?原因と対処法
2019.01.16
監修 浅井貴子
助産師
新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。オールアバウトでも執筆中。
Mei Kamo
Mama writer
2013年2月生まれの男の子のママです。おしゃべりな息子と同じくおしゃべりなパパと3人でにぎやかに暮らしています。大好きなアーティストさんの音楽や大好きなDisneyを聞きながら、毎日楽しく育児に奮闘中です☆
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母乳とミルクの混合で育てているママ、完全ミルクで育てているママ、赤ちゃんが急にミルクを飲まなくなったことってありませんか?混合で育てている場合は特によくある悩みだと思います。
まさに今その状態で困っているママはぜひ参考にしてみてください。今回は赤ちゃんがミルクを飲まない原因と、その対処法についてご紹介していきます。
哺乳瓶の乳首が嫌い
乳首の種類
哺乳瓶の種類はいくつかありますよね。乳首の種類も様々です。乳首が大きすぎたり小さすぎたり、シリコンなのかゴムなのか。
赤ちゃんに合っていないものを使っていると、赤ちゃんが嫌がるだけでなく、ミルクと一緒に空気をたくさん飲み込んでしまいます。
その結果、ゲップが溜まって苦しがる、ミルクを吐いてしまう、というようなことが起こります。
ママの乳首と違い嫌がる
混合授乳の場合は、ママの乳首と違うことに気づき、嫌がることがあります。だからといって、飲みやすい乳首の哺乳瓶を使っていると、今度はママのおっぱいを飲まなくなってしまうこともあります。
赤ちゃんに合うものに変える
哺乳瓶の乳首に原因が考えられる時は、赤ちゃんに合ったものに変えましょう。混合授乳の場合は、なるべくママの乳首に近い大きさや感触のものを選ぶと良いですね。
ミルクの味が嫌い
赤ちゃんはミルクの味の違いがわかる
哺乳瓶同様、粉ミルクもたくさんの種類がありますね。どれも母乳に近い成分で作られてはいますが、味は多少なりとも違います。生後3ヶ月ごろになると赤ちゃんにもミルクの味の違いが分かるようです。
試供品などのサンプルで好みを見つける
粉ミルクの缶を1つ買ってしまうと赤ちゃんが飲まなかったときに困りますよね。
いろいろ試してみたい場合は、どのメーカーでも試供品をもらえるので、そういったサービスを利用しましょう。産院でサンプルをもらった方もいるのではないでしょうか。
温度調整をする
また味だけでなく温度を嫌がる場合があります。熱すぎると飲めませんし、冷たすぎるとお腹を冷やしてしまいます。焦って作らずに、赤ちゃんが飲みやすい母乳に近い温度になるよう心がけたいですね。
お腹が空いていない
たくさん体を動かす遊びを
赤ちゃんがミルクを飲まないと心配になりますね。でも単純にお腹が空いていないということもあります。あまり体を活発に動かさない赤ちゃんはお腹が空きにくいようです。
大人もお腹が空いていないときは食べないこともありますよね。それと同じです。
時間に縛られない
3時間経ったからミルクをあげなければいけない、と時間に縛られることはありません。赤ちゃんがお腹を空かしていないようなら、お腹が空くように体を動かして遊んでみてはいかがでしょうか。
赤ちゃんがお腹を空かせて自然にミルクを欲しがるのを待ってみても良いと思いますよ。
環境が落ち着かない
授乳に集中する
赤ちゃんはママの気持ちを察するものです。何か予定があって焦っていたり、テレビやスマートフォンに気をとられていたりしていませんか?
ママが授乳に集中していなかったり、気持ちが落ち着いていなかったりすると、赤ちゃんも落ち着かなくなってしまいます。
赤ちゃんもママもリラックスできる環境を
また部屋の温度は適温でしょうか?暑すぎる、寒すぎるなど赤ちゃんが不快に感じていると授乳に集中できません。
ミルクだけに限らず、授乳の時間はTVを消し、ゆったりした音楽をかけたり赤ちゃんもママもリラックスして、授乳に集中して過ごせると良いですね。
ミルクを与える理由は様々だと思います。
もし母乳の出が悪くて悩んでいる場合は、母乳の出を良くするような食事をとるようにしてみたり、母乳の出をサポートしてくれるハーブティーを飲んだりしてみてはいかがでしょうか。
ミルクでも母乳でも、ママと赤ちゃんが楽しんで過ごせる授乳時間になるといいですね。
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看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
母乳育児、新生児~幼児にかけての育児相談全般、アロマやハーブを使用した産前、産後ケア 代替療法全般
管理栄養士・幼児食アドバイザー
メンタルヘルス食カウンセリング、子供の心を育てる食育講座、企業向け健康経営セミナーなど
日本神経言語心理家族療法協会公認家族心理カウンセラー、NLPファミリーセラピー・マスタープラクティショナー、子どものこころのコーチング協会インストラクタ
心理カウンセラー
日本産婦人科学会会員その認定医、産婦人科専門医、日本ソフフロロジ学会会員、東京オペグループ会員、日本アロマテラピー学会会員
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