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2020.12.01

おっぱい会議 第2弾 スタッフの私たちも経験。“母乳不足”を一緒に話そう

「おっぱい会議」とは

授乳期はそれまでの人生のなかでもいちばん「おっぱい」のことを考えることが増える時期。でも、おっぱいのことってなかなか人には話しづらいものですよね。

そこで、AMOMAではスタッフの授乳期を「おっぱい会議」と題し、さまざまなテーマで語っていくことにしました。


第2回のテーマはお客様からのご相談のなかで、最も多いお悩みである“母乳不足”。今回は同じく悩んでいたという2名のスタッフが語り合います。おしゃべりに加わっている気持ちで、楽しんでみてくださいね。

自己紹介(左から)※取材当時

●榊(AMOMAスタッフ)
5歳女児と2歳男児、2児のママ。
今回は聞き手として参加。

●山崎(母乳なんでも相談室スタッフ)
1歳10ヶ月になる男児のママ。
第2子を妊娠中でこれから産休に。
完全母乳を目指していたが量が足りず、混合授乳に。

●東(母乳なんでも相談室スタッフ)
2歳7ヶ月と7ヶ月になる、2人の男児のママ。
頻回の授乳を経験し、混合授乳に。
入社2ヶ月の新任スタッフ。

当たり前じゃなかった「完全母乳」

:「今回のテーマは“母乳不足”。まずは山崎さん、出産前って授乳ってどんなイメージでした?」

山崎:「産んだら勝手に出るものだとばかり。でもまったく出なくて!焦りました。入院中は助産師さんに『大丈夫、これから出るようになるわよ』と励まされ、不安なまま退院して。周りの友だちは皆、完全母乳だったので『なんで私だけ出ないの』って。誰かに相談もできずに抱えこんでいましたね。」

:「母乳の問題って相談しづらいですよね。退院後は授乳のために何かされました? 」

山崎:「とにかくやれることはなんでもしようと思って、ネットで評判の母乳マッサージに行きました。隣の県まで1時間かけて通って…。食事や睡眠などの生活指導のあとマッサージを受けるんですけど、そこに母乳不足の悩みをもったママたちがたくさんいて『皆、私と同じなんだ』ってようやく安心できたのを覚えています。」

:「私の場合は、母乳が出ないわけではなく、出てるけど息子には足りていない状態だったんです。泣くたびに頻回授乳を繰り返していました。終わってもすぐ泣くから常にお腹の上に子どもがいて、四六時中授乳している感じ。成長はしているけど、私は一切動けなくて何もできない。『いつまでこれが続くんだろう…』と不安でした。それで産院に電話相談したのですが『1~2ヶ月はそのまま頑張ってみましょう』と言われて、途方に暮れていました。」

:「それはキツイですね…。その後お二人は混合に切り替えられたんですよね?」

山崎:「母乳をさんざんあげても泣き止まなかったのに、ミルクをあげると泣き止んで、美味しそうにミルクを飲んでいるんですよね。その姿を見て、『足りてなかったんだ…』って感じて、余計落ち込んじゃって。」

:「ああ、分かります。ミルクは腹持ちも良いのか、しっかり1、2時間寝てくれたりして。最初はちょっとショックなんですよね。」

「これでいいんだ」混合授乳でできた気持ちの余裕

:「完全母乳でいくのか混合授乳にするのか、母乳なんでも相談室にいらっしゃる方の多くも悩まれる決断だなと思うのですが、切り替えたのには何かきっかけがあったんですか?」

:「3ヶ月になるまで頻回授乳を続けて夜中も何度も起きていたので、体を休めるために夜だけミルクにしたんです。それから徐々に増やして6ヶ月で混合に。それまでは『完全母乳にしたい』とこだわっていたけど、子どもの状態を見るとミルクを足した状態でこんなに育っているんだからこれでいいじゃない、って思えてきた感じですね。」

山崎:「私もそう。『いつかは完全母乳にならなきゃ』って思ってたけどミルクで大きくなっているし、初乳はあげられたから良し、って。でも親戚のおじさんに『おっぱい出てるか』って聞かれることもしばしばあって…。『出てますよ~』って返してましたけどね(笑)。」

:「それ聞かれますよね。私も笑って流していました(笑)。混合授乳で、と決めると気持ちが楽になって、2人目は最初から混合を選択し、7ヶ月になった今は完全ミルクで育てています。1人目の経験があったからこそ、深く考えすぎずに決められました。」

:「お二人とも、混合授乳をしながらミルクアップブレンドも飲んでいてくださったんですよね。 」

山崎:「3ヶ月くらいからずっと飲んでました。混合でも、母乳を出す“頼みの綱”でしたね。」

:「私も夜中に搾乳をしたあと、やかんでたっぷりお湯を沸かして、ガバガバ飲んでいました。『飲み過ぎでしょ』と母に止められるほど。もう、死にもの狂いな感じで…。」

山崎・榊:「死にもの狂い…!」

:「あの頃は『母乳出さなきゃ』と必死で、片手に子どもを抱っこしたまま飲んでいたような感じで。でも今、当時を振り返ってみると、そうじゃなくてもよかったのかもしれないですね。AMOMAで働くようになって、母乳不足はストレスも原因だということも知って。ミルクアップを飲んでいる時くらいは、子どもを降ろしてひと息ついたらよかったって思うんですよね。」

気持ちの余裕を持とうとすることも大切。ひとりで悩まないで。

榊:「きっと我が子のために一生懸命だったんですよね。悩んでいた当時の自分にかけてあげたい言葉はありますか?」

東:「とにかく休んでくれって(即答)。」

一同:(笑)

:「これもAMOMAで働くようになってから知ったことなんですが、体を休めていないことも母乳不足の原因になると助産師の先生に教わって。一晩でも夫に頼み、休める日を作ればよかったな、と。しっかり休んで気持ちをリセットしてからまた頑張る。元気でいるためにメリハリも大事かな、と今は思いますね。」

:「山崎さんは日々、母乳不足のお客様と接するなかで心掛けていることはありますか?」

山崎:「実体験を伝えること、ですね。私も産後に行ったマッサージで同じ悩みを持つママたちと『母乳出ませんよね』と言えただけで安心できたので、『私も母乳不足だったんです』とつい言っちゃいます。悩みを分かち合えるとお客様も安心して下さる気がして。そのうえでご相談をお聞きするようにしています。」

:「ところで山崎さんは第2子のご出産を控えていますね!お二人目の授乳で考えていることはありますか?」

山崎:「1人目の産後、毎日『母乳が出ない…』と落ち込んでいたこと自体、母乳不足の原因(ストレス)になっていたのかもしれないなって思うんです。だから、また出なくてもまずは落ち込みすぎないように。『混合でも、完ミでもいいかな』と今から気持ちの余裕を持っていようと思います。あ、でもAMOMAで働いて知識が付いたので、できることは全部試してみようかな(笑)。」

\まとめ/

いかがでしたか?当たり前に出ると思っていた母乳が出ない!それだけで、赤ちゃんとの生活すべてがうまくいっていないように感じて悩んでしまう…。日々ご相談を受ける私たちも同じでした。

母乳なんでも相談室には『毎日頑張っているママを応援したい』と悩みをやさしく受け止めるスタッフたちがいます。ひとりで抱え込まずに、なんでもご相談くださいね。

ライタープロフィール

おっぱい会議 第2弾 スタッフの私たちも経験。“母乳不足”を一緒に話そう

ライタープロフィール

AMOMA STAFF榊 沙織

元おっぱい星人な4歳と1歳の姉弟の母です。陥没乳首&母乳過多で悩み多き授乳期を経験。授乳期のママを支えたい!とAMOMAに入社しました。平日はほぼワンオペでバタバタ…散らかり放題の部屋はとても人には見せられません(笑)。子どもたちを寝かしつけた後のアイスとドラマが日々の活力。全力疾走な毎日を過ごしています。

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