【助産師監修】母乳を増やす飲み物は?悪い飲み物も解説
2024.10.08
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母乳はママの血液から作られるため、良い食生活を心がけて質の良い母乳を赤ちゃんに与えたいものです。
中でも今回は飲み物に焦点を当てて、母乳の量を増やしたり、母乳の質を良くしたりなど、母乳のケアに最適な飲み物をご紹介します。
母乳に悪い影響があるので気を付けた方が良い飲み物についても併せて紹介していきます。
母乳育児中の水分補給が大切な理由
母乳は乳房の中の毛細血管に取り込まれた血液から作られます。
サラサラで質の良い母乳をたっぷりと赤ちゃんに届けるためには、栄養バランスのとれた食事と水分補給が大切です。
母乳育児中、いつもより喉が乾くように感じるママもいるかもしれません。
それもそのはず、母乳は8割以上が水分といわれており、体内の水分が母乳に使われるため、喉が乾きやすくなったり、便が硬くなってしまうこともあります。
こまめな水分補給を心がけましょう。
母乳に良い飲み物
母乳のためのハーブティー
ハーブには多くの有効成分が含まれており、それらの成分がバランス良く働くため、全身に穏やかに作用します。
ハーブティーは主にインドやヨーロッパで古くから伝統的に活用されてきた飲み物です。
ハーブティーの多くはカフェインを含んでおらず、また母乳育児のためにブレンドされたものもあるので授乳中でも安心して飲むことができます。
母乳の出が気になる、母乳が詰まりやすい、母乳量をセーブしたい、と様々な悩みに合わせたブレンドのハーブティーもあります。母乳の状態に合わせて、ぜひ上手に取り入れてみてくださいね。
古くから母乳不足の方のために使われてきたフェンネルやフェヌグリークなど厳選8種のハーブをブレンドしました。
もっと母乳で育てたいママの力に
ミルクアップブレンド
母乳が詰まりやすい方のためのハーブティー
約60%のママが経験している「つまり」や「チクチク」のトラブル。
その悩みから、助産師と英国メディカルハーバリストが効果にこだわって共同開発して生まれたのが「ミルクスルーブレンド」です。
つまりやチクチクを感じる方に
ミルクスルーブレンド
たんぽぽ茶
タンポポの根を焙煎して作られるノンカフェインのお茶です。
コーヒーのような香ばしい香りから「たんぽぽコーヒー」として妊娠中や授乳中などカフェインを避けたい時のコーヒーの代用品としても人気です。
他にもタンポポの根に含まれる「白い汁」はタラクサシン、イヌリン、コリン、ルテインといった有効成分を含み、腸内環境の改善や食後の血糖値上昇を穏やかにするなどの優れた働きをしてくれます。
このため古くからアーユルヴェーダ(インドの伝統医学)や漢方薬として活用されてきました。
鉄分豊富で貧血予防にも良く、母乳の出を促す作用もありますので、産後の飲み物としてとてもおすすめです。
AMOMAのたんぽぽコーヒーは農薬を使わずに栽培されたタンポポの根を使用しており、香ばしい香りと味も人気の商品です。
カフェインを控えたいママに
たんぽぽコーヒー
ルイボスティー
カフェインレスの健康茶として世界中で有名なルイボスティー。
ミネラルが豊富で血流を良くするポリフェノール、フラボノイドが含まれているため授乳中のママはもちろん、妊娠中の方や赤ちゃんからお年寄りまで家族みんなで飲みたいお茶です。
フラボノイドは花粉症予防の効果も期待できるので、花粉症に悩まされているママさんにもオススメです。
ルイボスティーと聞くと赤色のお茶を想像する方も多いと思いますが、最近では従来の発酵タイプのものとは異なり、非発酵タイプのグリーンルイボスティーが注目されています。
グリーンルイボスティーは従来のルイボスティーに比べフラボノイドの含有量が約10倍といわれており、より栄養素が豊富な健康茶です。
フラボノイドの含有量が普通のルイボスの約10倍!?グリーンルイボス
母乳に悪い飲み物
カフェイン飲料
カフェインが赤ちゃんに与える影響については様々な説がありますが、赤ちゃんにとって良いものではありません。
コーヒー100mlには約60mgのカフェインが含まれています。日本ではカフェインの基準値は明確に設けられていませんが、授乳中は1日200mg以下であれば赤ちゃんに影響はないといわれています。
アルコールと同様、赤ちゃんはカフェインを分解する力がほとんどないので長い時間体内にカフェインが蓄積してしまうことになります。
カフェインは少量であれば問題ないとされることも多いですが、摂らないに越したことはないでしょう。カフェインはコーヒーだけでなく、紅茶や緑茶、コーラなどにも含まれるので注意が必要です。
アルコール飲料
授乳中のママがお酒を飲んだ場合、血中アルコールの80~90%が母乳に移行するといわれています。
飲酒後すぐに授乳した場合、アルコール度数の高い母乳を赤ちゃんに与えることとなってしまいます。大量摂取した場合は、赤ちゃんがアルコール中毒になってしまう恐れも。
赤ちゃんは内臓が未発達で、アルコールの分解能力はほとんどありません。
アルコールは飲酒後、時間を空ければママの体内で分解されますが、分解時間は飲んだ量や体質等により個人差があります。授乳中の飲酒は避けた方が安心です。
糖分たっぷりのジュース
糖分を摂り過ぎると、血糖値が上がったり、母乳がスムーズに流れにくくなります。母乳が流れにくくなると乳腺内で詰まりやすくなり、乳腺炎などのトラブルを招きやすくなります。
ジュースなどの甘い飲み物には、糖分がたっぷり含まれています。授乳中はできるだけ控えるようにしましょう。
冷えた飲み物
体の冷えは血行を悪くし、母乳が出にくくなってしまいます。夏場は特に冷たい飲み物をゴクゴク飲みたくなってしまいますが、できるだけ控え、温かい飲み物を飲んで体を温めるようにしましょう。
ただし母乳量をセーブしたい場合は、めぐりが良くなると母乳の出も促されるため、常温以下に冷めた飲み物がおすすめです。
卒乳や断乳を試みているママは、母乳量を減らす効果があるといわれているペパーミントやセージが含まれたハーブティーもオススメです。
AMOMAの「ミルクセーブブレンド」は90%のママがその効果を実感いただいている商品です。
母乳過多や卒乳時に起こるトラブル
ミルクセーブブレンド
母乳の量や質をよくするために
母乳量を増やす為には1日にたくさんの水分摂取が必要になりますよね。
ノンカロリーのミネラルウォーター等をたくさん飲むのも悪くはありませんが、できれば栄養がある温かい飲み物の方が胃腸に優しく母乳の量や質もよくなります。
母乳育児のためにブレンドされたハーブティー等は手軽に飲めておすすめです。
授乳中は飲み物も制限され、お酒やコーヒーが好きだったママにとっては辛いと感じることもあるかもしれません。
けれど、ハーブティーなど健康的で美味しい飲み物に出会えるきっかけになるかもしれません。母乳育児の合間に、ぜひティータイムを楽しんでみてくださいね。
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看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
母乳育児、新生児~幼児にかけての育児相談全般、アロマやハーブを使用した産前、産後ケア 代替療法全般
管理栄養士・幼児食アドバイザー
メンタルヘルス食カウンセリング、子供の心を育てる食育講座、企業向け健康経営セミナーなど
日本神経言語心理家族療法協会公認家族心理カウンセラー、NLPファミリーセラピー・マスタープラクティショナー、子どものこころのコーチング協会インストラクタ
心理カウンセラー
日本産婦人科学会会員その認定医、産婦人科専門医、日本ソフフロロジ学会会員、東京オペグループ会員、日本アロマテラピー学会会員
産婦人科医
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