【助産師監修】産後の生理のイライラ。生理前のイライラ対処法
2017.09.25
ことまま
Mama writer
2017年1月生まれの女の子を育てている新米母です。夫は単身赴任なため、フルタイムで働きながら、ワンオペ育児に奮闘しています。育児疲れは仕事で癒し、仕事の疲れは娘の笑顔で癒しながら、毎日を乗り切っています。
浅井貴子
助産師
新生児訪問指導歴約20年以上キャリアを持つ助産師。毎月30件、年間400件近い新生児訪問を行い、出産直後から3歳児の育児アドバイスや母乳育児指導を実施。
タグをみる
月経中は情緒不安定になり、イライラすることも多くなりますよね。
産前からそんなお悩みがあったママも、産後は慣れない子育てや体調の変化が重なって、さらにイライラしてしまう方も多いようです。
赤ちゃんや周りの人にイライラをぶつけてしまわないよう、対処法を考えてみましょう。
生理はイライラしてしまうもの
個人差はありますが、生理を憂鬱だと感じる人は多いようです。
生理前から生理中までの時期は、ホルモンバランスの変化や体調の悪さ、貧血など、様々な要因が重なって、イライラしやすくなる人も少なくありません。
産後、生理が再開!
そんな憂鬱な生理と、妊娠中は無縁。妊娠中にしかない体調の辛さはもちろんありますが、生理特有の体調不良やイライラに苦しんできた方にとっては、とてもハッピーな期間かもしれませんね。
しかし、赤ちゃんが産まれてしばらく経つと、生理が再開します。時期に個人差はありますが、授乳をしていても産後1~2ヶ月で生理が再開する方もいるようです。
産後の生理でもっとイライラ?
出産後は慣れない子育てに四苦八苦しながら、睡眠不足とも戦い、自分の身体はボロボロというママが多いのではないでしょうか。
そんな中、憂鬱な生理が再開したとなると、妊娠前より情緒不安定になり、強いイライラを感じてしまうのも無理はありませんね。
生理のイライラ、対処法は?
でも、イライラを周りにぶつけても、良い結果を生まないことがほとんど。
かわいい赤ちゃんに当たって自己嫌悪になったり、大事な家族との関係性が壊れてしまったりする前に、どうしたらいいか考えてみましょう。
体調不良には適切な対処を
体調不良が続くと、イライラに拍車がかかってしまう事はありませんか?
生理中の体調不良は、休養や温め、鎮痛薬の使用などで改善できることもありますから、適切に対処しましょう。
母乳育児をしているママは、薬の使用に敏感になってしまうかもしれませんね。薬の種類や飲むタイミングを工夫することで、赤ちゃんへの影響を小さくすることはできますので、お医者さんに相談してみてくださいね。
リラックスと休養
息つく暇もない産後の毎日ですが、ときには休むことも必要。赤ちゃんのお昼寝中などの時間を上手に使ってみましょう。
お昼寝で夜間の睡眠不足を補ったり、お気に入りのハーブティーでほっと一息、アロマを焚いて横になるのも良いですね。
自分なりのストレス解消
音楽を聞いたりDVD鑑賞したり、時にはゲームを楽しむなど、自分なりのストレス解消法を持っておくといいですね。
やはり、赤ちゃんが寝ている間がひとりの時間を楽しめる一番のチャンスですよ。
周囲に助けてもらう
周囲に助けを求められていますか?どうしても辛いときは、赤ちゃんのお世話を周囲の人に任せられると良いですね。
でも、ワンオペ育児で頼れる人がいない、赤ちゃんに当たってしまいそうという場合もあるかもしれません。そんなときも、ひとりで抱え込まないで。住んでいる地域の子育て相談窓口や、企業が運営する子育て相談電話などに助けを求めるのも良いですよ。
期間限定のものと割り切る
生理は周期的にやってきますが、期間が決まっているもの。
生理が終わればまた笑顔のママに戻ることができるのですから、「今はイライラしても仕方ない」と考え、自分を責めないことも大切です。
期間限定でイライラしてしまうことを、周りの人にも知っておいてもらうと良いですね。
産後も生理に上手に対処していこう
何かと憂鬱な生理ですが、妊娠出産という大仕事を乗り越えた身体が、元の状態に戻ったという証ですから、喜ばしいことでもあります。
イライラして自己嫌悪になってしまうママもいるかもしれませんが、周りに助けてもらいながら、自分なりに上手に付き合っていけるといいですね。
関連する記事
産後の生活~生理痛が重くなった?生理痛の原因と対処法
不規則な産後の生理…生理不順の原因は?妊娠の可能性は?
関連記事
■体の悩み
-
【医師監修】乳腺炎で発熱!病院に行くべき?症状・原因・対処法も詳しく解説2024.10.08
-
【助産師監修】白斑があっても、授乳して大丈夫? 取り方などを紹介2024.10.08
-
【助産師監修】生後1・2・3ヶ月ごとの授乳間隔・授乳回数の目安は?2024.09.17
カテゴリーランキング
AMOMAコラムについて
妊娠、出産前後はママにとっては初めてのことばかり。「これってあってるのかな?」 「大丈夫かな?」と不安や疑問に思った時につい手に取りたくなるような情報をお届けしたいと考えています。そのため多くの情報は助産師をはじめ専門家の方々に監修。テーマから読めるようになっていますので、ぜひ気になるものから読んでみてください。あなたの不安や疑問が解決できるお手伝いになれば嬉しいです。
AMOMAのパートナー
看護師、助産師、IFAアロマセラピスト、JMHAメディカルハーバリスト、NCA日本コンディショニング協会認定トレーナー
母乳育児、新生児~幼児にかけての育児相談全般、アロマやハーブを使用した産前、産後ケア 代替療法全般
管理栄養士・幼児食アドバイザー
メンタルヘルス食カウンセリング、子供の心を育てる食育講座、企業向け健康経営セミナーなど
日本神経言語心理家族療法協会公認家族心理カウンセラー、NLPファミリーセラピー・マスタープラクティショナー、子どものこころのコーチング協会インストラクタ
心理カウンセラー
日本産婦人科学会会員その認定医、産婦人科専門医、日本ソフフロロジ学会会員、東京オペグループ会員、日本アロマテラピー学会会員
産婦人科医
その他のお問い合わせはこちらから
メールで問い合わせ